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いつ落ちてくるか…恐怖増す一方 福井県内漁業者

  • 2017年8月30日
  • 09:05
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大型ビジョンに映った「北朝鮮の弾道ミサイル発射」を伝えるニュース=29日午前8時55分ごろ、福井市の屋根付き広場ハピテラス
大型ビジョンに映った「北朝鮮の弾道ミサイル発射」を伝えるニュース=29日午前8時55分ごろ、福井市の屋根付き広場ハピテラス

 いつ、どこに落ちるか分からない―。北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を通過した29日、福井県内の漁業者や原発を抱える嶺南の住民らに不安が広がった。朝鮮半島情勢が一層緊迫するのを懸念する声も目立った。

 9月1日の底引き網漁解禁を控えた三国港機船底曳(そこびき)網漁業協同組合(福井県坂井市)の浜出征勝組合長(73)は「近海の漁のため(沖合の漁場)大和堆(やまとたい)よりは不安は少ないものの、恐怖は増していく一方」。漁師との緊急連絡体制はできているが、海では何も対応できない。「出漁は生と死のはざまにある。不安を行政に訴え続けるしかない」と語った。

 敦賀市の渕上隆信市長は29日の記者会見で、ミサイル発射に強い憤りを示し「原発が立地しているので他の自治体と比べるとナーバスになる。今後どう対策を強化していくのか、国の動向を見たい」と話した。

 同市の主婦田中喜美枝さん(55)も「原発を狙った攻撃やテロの危険性がゼロではない。万が一攻撃を受ければ、放射線などにより被害がさらに拡大する」と恐怖を隠さず、「北朝鮮は何度もミサイルを発射している。日本に抑止する手だてはあるのか」と疑問を投げ掛けた。

 ニュースを見ていた若狭町の宮本一男さん(76)は「軌道や距離を計算して飛ばしたのだろうが、人間のやることに“確実”はない。予想外の地点で落下する可能性もあるし、国土を横断するなんて恐ろしい」と述べた。

 県連合婦人会の田村洋子会長(68)は「原発がある福井に住んでいる者としては、ものすごく不安。『日本は安全だろう』というのが頭にあったが、それではもうだめかもしれない」と強い危機感を示した。

 「とりあえず、気を付けて行ってきてね」。福井市の会社員田中克江さん(36)は落ち着かないまま、夏休み明けで登校する小学1年の長男を送り出した。「家の中でも不安だから、外に出すのは当然不安。かといって、どうすることもできない」と眉をひそめた。同市の中村泰子さん(74)は「罪のない人を傷付けても北朝鮮は平気なのだろうか。ミサイルではなく、言葉で解決するべきだ」と憤った。

 京都市から福井市に帰省中の大学生岡本拓也さん(20)は、今後の情勢について「米国との関係が悪くなって、さらに日本に飛び火してきそうで怖い」と表情を曇らせた。


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