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遮水壁残り7メートル凍結開始 福島第1原発、今秋にも完了

  • 2017年8月23日
  • 12:13
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 東京電力は22日、福島第1原発1〜4号機の周囲の地盤約1・5キロを凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」で、建屋西側に残る未凍結部分約7メートルの凍結を始めた。東電は「冷却は順調に進んでいる」としている。完了には数カ月かかり、早ければ今秋になる見通し。

 国費約350億円が投じられた凍土壁は、昨年3月末に凍結を開始してからようやく全面運用となるが、増え続ける汚染水を完全に食い止めるのは難しく、効果は不透明だ。

 第1原発では、原子炉建屋内に地下水が流入して事故で溶け落ちた核燃料に接触したり、たまっている高濃度汚染水に混ざったりして、汚染水が増加。これを食い止めるために地中に氷の壁をつくり、建屋に流入する地下水を減らす。

 1〜4号機を取り囲むように配管を埋め、冷却材を循環させることで地中に氷の壁を築く。一度に凍結させると地下水位が急激に変動し、建屋地下の高濃度汚染水が漏れ出す恐れがあるため、段階的に凍結範囲を拡大してきた。

 この日午前、未凍結部分の配管に冷却材を流すためバルブ11カ所を開けた。作業に立ち会った経済産業省資源エネルギー庁の木野正登廃炉・汚染水対策官は「凍結させることよりも効果を出すことが大事。建屋への地下水流入を1日100トン以下にすることが目標だ」と話した。

 原子力規制庁は定例記者会見で、建屋への地下水流入を抑える対策に関し「基本的にはサブドレン(建屋周辺の井戸)があり、それがメインとして働くものと考えている。凍土壁はそれをサポートする形だ」との見解を示した。


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