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敦賀から大和郡山へ原発避難体感 住民とも交流「意外と近い」

  • 2017年8月21日
  • 10:25
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金魚すくい大会に出場し、インタビューに答える参加者=20日、奈良県の大和郡山市総合公園
金魚すくい大会に出場し、インタビューに答える参加者=20日、奈良県の大和郡山市総合公園

 福井県敦賀市の野神区民約40人が20日、原発事故時に広域避難先とされている奈良県大和郡山市までの避難ルートをバスでたどり、手順や所要時間を確かめた。避難所の体育館などを視察、開催されていた全国金魚すくい選手権にも出場し市民と交流した。避難先を肌感覚で確認した参加者らは「意外と近い」「全く知らない場所ではなくなった」と効果を挙げていた。

 福井県の広域避難計画要綱に準じ、参加者は一時集合場所となる中央小をバスで出発。約30分で、スクリーニング(放射能汚染検査)地点とされている滋賀県の北陸道賤ケ岳サービスエリア(SA)に到着した。敦賀市の職員が、スクリーニングの役割について「自身への汚染の有無を確認し、避難先住民に安心して受け入れてもらえるようにする」などと説明した。

 賤ケ岳SA出発後約2時間で、車両置き場などとされている拠点避難所の奈良市鴻ノ池運動公園に到着。敦賀市職員は「大和郡山市の避難所へは直接行かず、まずは拠点避難所のこの施設を訪れる手順を守ってほしい」と強調した。

 その後約1時間かけ、野神区の避難所の一つの大和郡山市総合公園に到着した。「敦賀からこの距離なら意外と遠くない」などと話していた参加者は、体育館も視察し「意外と狭いね」などと確かめていた。

 体育館では全国金魚すくい選手権大会が開かれており、区民も薄緑色のそろいのTシャツ姿で出場した。区民チームは全て1回戦で敗退したが、中央小6年の田中彩未さんのインタビューが会場に映し出された。田中さんは「気比神宮やラムサール条約に登録されている中池見湿地が有名です」と敦賀をPR。会場から拍手が送られた。

 受け入れ側の大和郡山市の山中覚市民安全課長は「市民がもっと敦賀に親近感を持てるように、今後も継続的に協力していければ」と話していた。

 参加した中村輝仁さん(63)は「全く知らない場所に避難するという意識はなくなった」と理解を深めていたが「今回はメンバーが事前から決まっていたが、実際に区民全てがきちんと避難できるのか不安」と課題も口にしていた。


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