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汚染車460台外部へ 福島事故直後

  • 2017年8月9日
  • 10:05
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 東京電力福島第1原発事故の当日に原発敷地内にあった車両のうち、社員の自家用車など約460台が外部に持ち出され、一部は汚染されたまま中古車市場などに流通していたことが8日、東電などへの取材で分かった。避難や帰宅に使われた後、売却・転売されたとみられる。東電は約3年間の追跡調査で、国の基準値を超える放射線量が計測された約190台を回収したが、残り約270台は基準値を下回ったとして回収していない。2台は今も行方が分かっていない。

 東電によると、基準値の10倍近い汚染が見つかったケースもあった。第1原発事故直後に敷地外に持ち出された車両を巡っては、元の持ち主だけでなく、中古車として購入した所有者が汚染を知らないまま被ばくする恐れがあることから国は事態を重く見て調査を指示していた。持ち出し台数が判明するのは初めて。

 東電の広報担当は「基準値を超えた車両はほぼ回収しており法的に問題ない。新たに見つかれば個別に対応している」としている。

 原発の敷地内で放射性物質が付着し、基準値を超える汚染廃棄物は外部への持ち出しが原発事故前から法令で禁じられている。さらに事故後、汚染された車両は、除染が必要となる基準値未満に線量が下がらなければ、避難区域外への持ち出しも禁止された。

 東電によると、事故当日に第1原発の敷地内にあった車両は約1700台。11日後の3月22日までは放射線検査をせずに外部に持ち出すことができたという。事故直後の混乱の中、約460台が社員らの避難などに使用され、流出したとみられる。23日からは検査と除染を始め、線量が一定レベル以上の場合は外部に出さないようにした。


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