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稲田防衛相が辞任 首相、任命責任認め陳謝

  • 2017年7月28日
  • 14:11
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 特別防衛監察の結果を公表し、辞任を表明する稲田防衛相=28日午前、防衛省
 特別防衛監察の結果を公表し、辞任を表明する稲田防衛相=28日午前、防衛省

 稲田朋美防衛相は28日の記者会見で、辞任する意向を表明した。これに先立ち安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題を巡り、防衛省トップとして混乱を招いた責任を取った。8月3日にも実施される内閣改造まで岸田文雄外相が兼務する。首相は稲田氏の任命責任を認め「国民の皆さまに心からおわびを申し上げたい」と陳謝した。辞任は内閣支持率が急落している政権への打撃になる。

 首相は稲田氏の辞任表明後、官邸で記者団に「混乱させた責任を取りたいとの意思を尊重し、辞表を受理した」と強調した。自身の任命責任に触れ「国民の閣僚に対する厳しい批判については真摯に受け止めなければならない」と述べた。

 後任を巡っては「安全保障について一刻の空白も許されない」として、岸田氏に兼務させる考えを表明。国会での説明に関し「要請があれば、政府として対応するのは当然のことだ」と述べた。

 会見で稲田氏は「日報問題でこれほどまでに防衛省・自衛隊として世間をお騒がせしていることについて、管理監督者として責任は免れないと思っていた」と説明。北朝鮮の核・ミサイル開発が進む中での辞任については「万全の警戒監視、情報収集を続けており、遺漏はない」と述べた。

 日報を巡っては「廃棄済み」とした陸上自衛隊にデータが保管されていたことが3月に判明。稲田氏が2月に陸自保管の非公表方針を了承していたとして、隠蔽への関与も明らかになった。

 稲田氏は、これまで事前了承を否定。野党は、日報の組織的隠蔽を了承していたとして首相に即時罷免を求めてきた。稲田氏は東京都議選中、自民党候補を応援する集会で自衛隊の政治利用と受け取られる発言をして厳しく非難された。

 稲田氏は2012年12月、第2次安倍内閣の行政改革担当相として初入閣。14年9月には自民党政調会長に起用された。昨年8月の内閣改造で、女性として2人目となる防衛相に就任した。


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