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稲田防衛相辞意に地元県民複雑 支援者「一から出直す覚悟を」

  • 2017年7月28日
  • 07:36
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大型ビジョンに映った「稲田防衛相が辞任の意向」を伝えるニュース=27日午後8時25分ごろ、福井市のハピリンの屋根付き広場ハピテラス
大型ビジョンに映った「稲田防衛相が辞任の意向」を伝えるニュース=27日午後8時25分ごろ、福井市のハピリンの屋根付き広場ハピテラス

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報隠蔽(いんぺい)問題を巡り、稲田朋美防衛相(衆院福井1区)の閣僚辞任意向が伝えられた27日、地元の福井県民は、重要閣僚としての資質に厳しい目を向けた。党の要職も歴任、女性首相の声も挙がった稲田氏への期待は大きかっただけに、支援者からは「一から出直す覚悟を」など再起を願う声が聞かれた。

 陸上自衛隊内の混乱をコントロールできなかったことに対する批判は強く、「稲田氏は優秀だと思うが、大臣になってから少し変わったような印象を受けた。しっかり説明責任を果たさないままで疑惑が残った」と話すのは鯖江市の会社役員滝ケ花秀晃さん(49)。敦賀市の自営業田代牧夫さん(65)は「文民統制が全くできず、(稲田氏の)能力が欠如しているとしか思えなかった。東京都議選での自衛隊の政治利用と受け取れる発言のタイミングで、安倍首相は辞めさせるべきだった」と批判した。

 鯖江市のアルバイト近藤紀恵さん(25)も「鯖江の眼鏡などをPRしていて好感を持っていたが、最近は失言などで信用できなくなった。辞任は県民として恥ずかしい」と語った。

 小浜市の会社員松岡雅光さん(18)は「辞任は仕方がないと思うが、福井県民としては複雑な気持ち」と述べた。

 稲田氏の出身地、旧今立町(現越前市)の無職林正樹さん(68)は「辞任するつもりがあったのなら、押し問答せずにもう少し早く意向を示してもよかった」と指摘。「まだ若い。政治家として初心に帰り、改めて頑張ってほしい」と今後に期待した。

 「女性活躍社会といわれる中で大臣になり、頑張ってほしいと思っていたので残念」と話すのは、福井市の会社員坂本恵子さん(41)。稲田氏が2005年の衆院選で初当選したころに会ったという永平寺町の無職酒井繁実さん(68)は「『福井のおっかさん』として期待していた。辞任には驚いたが潔く責任を取る決断は良い判断だと思う」と受け止めた。

 稲田氏の後援会「ともみ組青年隊」に入っている福井市の農業安実靖司さん(41)も「残念だが、国を思う気持ち、国をよくしたいという信念は変わっていないはず」と話した。

 青年隊の別の男性は「都議選での発言は、ちょっとまずいと思った。内閣改造まで持ちこたえてほしい気持ちもあったけど、これ以上傷ついてほしくもなかった」と複雑な心境を明かした。「無役になれば、地元福井に戻って一緒に勉強できる時間が増えるだろう。一から出直す覚悟で一緒に頑張りたい」と前を向いた。

 自衛隊の県内退職者でつくる県隊友会の布村修会長(70)=福井市=は「太平洋戦争で亡くなった方々を大切にする気持ちで行動していると感じていたので、辞めずに続けてほしかった」と残念がる。その上で、日報隠蔽問題に関して「日報は、いろいろな判断や教訓を得るために、起こったことをそのまま書くもの。(今回の問題で)政治的な影響を考えて、現場が変な方向にいってしまわないか心配」と懸念した。


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