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原子炉格納容器の底部でも初確認 福島第1原発、核燃料か

  • 2017年7月23日
  • 08:12
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東京電力福島第1原発3号機の格納容器底部で水中ロボットが撮影した、燃料デブリの可能性が高い物体=22日(国際廃炉研究開発機構提供)
東京電力福島第1原発3号機の格納容器底部で水中ロボットが撮影した、燃料デブリの可能性が高い物体=22日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は22日、福島第1原発3号機で3回目となる水中ロボット調査の結果を発表し、原子炉格納容器の底に事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)の可能性が高い物体が広範囲に散在しているのを確認したと明らかにした。岩状や砂状の物体で、約1メートル堆積している場所もあった。格納容器底部でデブリの可能性が高い物体が確認されたのは初めて。

 今回の調査で、3号機格納容器内部の状況がより具体的に判明。廃炉の最難関とされるデブリ取り出しの工法確定に向け貴重なデータとなる一方、デブリが広範囲に存在していることで、取り出し作業が困難を極めるのは必至だ。

 3号機格納容器には、原子炉の冷却に使った水が底から高さ約6・4メートルまでたまっている。この日は午前5時ごろから調査を始め、正午ごろに終了。ロボットは格納容器内から回収したという。

 公開された画像には、格納容器の中にある原子炉圧力容器の真下付近に、黒っぽい岩状のごつごつした物体が写っていた。東電の担当者は「(圧力容器から)溶融物が垂れてきたと考えるのが自然だ」と説明。別の画像には、水中に浮遊物が舞う中、赤茶けた堆積物が確認された。

 東電は、圧力容器の真下付近で見つかったデブリとみられる物体を含む堆積物は、格納容器底から少なくとも約1メートルの高さまで積もっているとの見方を示した。

 これまでの調査で、炉心溶融(メルトダウン)の影響で圧力容器の下部にある作業用足場が半分以上脱落していることが判明。ロボットは足場があった部分より下に潜り、溶け落ちたデブリや、落下した構造物などの状況を確認した。

 19日に始まった調査はこの日で終了。3回の調査時間は計約16時間に上った。圧力容器の下部を重点的に調べた21日の調査で、デブリの可能性が高い複数の物体の撮影に初めて成功している。


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