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放射線分解でガス発生 大洗作業員内部被ばく

  • 2017年7月22日
  • 08:10
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 日本原子力研究開発機構は21日、「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)で起きた作業員被ばく事故の原因を原子力規制委員会に報告した。放射性物質を入れたビニールバッグが破裂したのは、ポリエチレン容器や接着剤として用いた樹脂などが放射線で分解され、ガスが発生したためと推定していると説明した。

 原子力機構はポリ容器を使うなど放射性物質の保管方法が適切でなかったとしており、職員への詳しい聞き取り調査を経て、9月末に最終報告する。同機構は1989年にガス発生を職員に注意喚起していたが、徹底されていなかった。

 事故は6月6日に発生。点検のためにプルトニウムなどの粉末試料が入った金属製貯蔵容器を開けたところ、内部のビニールバッグが膨らんで破裂し、放射性物質が飛散して作業員5人が内部被ばくした。

 原子力機構は、バッグの中にあった放射性物質を固定する接着剤のエポキシ樹脂やポリ容器、放射性物質に含まれている水分が放射線によって分解され、水素ガスなどが発生したと推定した。

 放射性物質を貯蔵容器に保管したのは91年。96年に点検したところ、ポリ容器の底が破損し、バッグが膨張していたため交換した。その後は21年にわたって一度も開封しておらず、バッグ内部の圧力が高くなっており、今回の点検作業で破裂したと分析した。放射線によってバッグの強度が低下していたことも響いたとみている。


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