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「稲田氏了承」触れず 特別監察原案 菅氏、調査言及 日報隠蔽

  • 2017年7月21日
  • 09:52
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 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で、陸上自衛隊は防衛監察本部に提出した内部報告書に、稲田朋美防衛相(衆院福井1区)が日報の電子データの非公表方針を了承したことなどを記載したが、特別防衛監察結果の原案にこうした内容は一切盛り込まれていないことが20日、政府関係者への取材で分かった。

 特別防衛監察の制度上、稲田氏は調査対象外だが、稲田氏が参加し非公表方針が決まった2月15日の会議や、同氏と陸自側とのやりとりの記述はなく、全容解明にはほど遠い内容だ。菅義偉官房長官は「稲田氏をはじめ政務三役は、防衛監察本部から求めがあれば協力することになるだろう」と述べ、稲田氏が了承した点も調査されるとの認識を示した。稲田氏の関与が監察結果にどう反映されるかが、今後の焦点になる。

 防衛省は監察結果と関係者の処分を今月28日にも公表したい考えだが、調査の状況次第で、ずれ込む可能性もある。

 陸自にデータが保管されていたことは1月17日に岡部俊哉陸上幕僚長が把握。27日、陸自は統合幕僚監部の防衛官僚に報告したが「今更陸自にあったとは言えない」と伝えられた。2月15日、稲田氏や岡部陸幕長、事務方トップの黒江哲郎事務次官らが出席した会議が開かれ、隊員個人が収集したもので公文書に当たらず「事実を公表する必要はない」とする黒江次官の意向に沿い、非公表の方針が決定した。

 陸自は特別防衛監察開始後、内部調査の報告書を防衛監察本部に提出。陸自がデータを消去していたことや稲田氏、黒江次官に日報が保管されていたと報告したことなど一連の経緯を記載したが、監察結果の原案は、15日の会議など重要な動きに触れていない。

 同じ日に岡部陸幕長と黒江次官が会ったことは記載。岡部陸幕長が陸自にデータが保管されていたことを報告したが、情報公開請求に対し、防衛省として統幕で見つかったデータを開示することを決めていたため「(陸自の分は開示しなくても)情報公開上は問題ないとの認識を共有した」との内容になっている。


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