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関電が業界初導入、VRで原子炉見学 大飯発電所

  • 2017年7月20日
  • 12:05
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大飯原発の原子炉建屋内を映したVR映像の一場面(関西電力提供)
大飯原発の原子炉建屋内を映したVR映像の一場面(関西電力提供)

 関西電力は原発施設の見学者がより構造を理解できるようにと、大飯原発の原子炉建屋内などを映した仮想現実(VR)ソフトを制作した。VRを活用した発電所の見学は全国で初めて。装着したスコープに映像などが映し出され、一般人は容易に入れない場所をぐるりと見回すことができる。試験運用を始めており19日、VRを使った同原発の見学会が報道関係者に公開された。8月ごろに本格導入する見通し。

 従来の見学会では構内をバスで巡り、外から原子炉建屋などを眺められるだけだった。見学者からの「せっかく現地に来たから、もっと構内を見たかった」「建物の中を知りたい」などとの改善要望を受け、VR導入を計画した。

 VRソフトは同社が独自に制作。従来は見学できなかった原子炉建屋内や使用済み燃料プールなどの設備を、顔の向きに応じて全方位を見回すことができる。主な設備を見ると名称の字幕が現れる。海水ポンプの場面では、新規制基準に合わせて行った津波・竜巻対策が動画で紹介される。

 この日の見学会には、関電のモニターで県内在住の40〜70代の男女約30人が参加。構内を回るバス内で、VRスコープをのぞきながら施設などの説明を受けた。

 参加した柿木治彦さん(63)=福井県永平寺町=は「まさに百聞は一見にしかず。理解しやすくなるので、どんどん導入していくべきだ」と話していた。関電では参加者のアンケートなどを基に微調整し、8月ごろから本格運用。以降は関電が実施する一般公募見学会の大飯コースで使用していく。


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