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格納容器内「激しく損傷」 福島原発3号

  • 2017年7月20日
  • 12:15
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東京電力福島第1原発3号機の格納容器内調査で、水中ロボットが撮影した原子炉圧力容器底部の様子=19日(国際廃炉研究開発機構提供)
東京電力福島第1原発3号機の格納容器内調査で、水中ロボットが撮影した原子炉圧力容器底部の様子=19日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は19日、福島第1原発3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)を確認するため、原子炉格納容器内にたまった汚染水の中を調べる水中ロボットを投入した。東電は、格納容器内の撮影に成功し、複数の構造物の損傷や脱落を確認したが、この日の調査範囲ではデブリは見つからなかったと明らかにした。21日の再調査で確認を目指す。

 東電は原子炉圧力容器直下の状況について、これまでの調査で状況が明らかになっている2号機と比べて「明らかに損傷が激しい」と説明。デブリや溶けた金属の構造物が、圧力容器から落下したため損傷したとの見解を示した。3号機格納容器内の具体的な状況が分かったのは初めて。

 圧力容器下部にある金属製の作業用足場の周辺を撮影したが、足場が見当たらず、足場の下に構造物のようなものが落下している様子が写っていた。

 圧力容器の底にある制御棒を動かす装置周辺も撮影。金属製の格子状の構造物が脱落したとみられる状況や、金属線がむき出しになったケーブル類が写っていた。また水中に浮遊物などが漂っている様子も確認された。

 ロボットが浴びた放射線量は約2シーベルトで、約200シーベルトまで耐えられる設計。

 第1原発1〜3号機は事故で炉心溶融(メルトダウン)が起きたが、これまで自走式ロボットなどで格納容器内を調査した1、2号機ではデブリの具体的な位置や形状などは分からなかった。3号機は他に比べ格納容器内の水位が高いため、水中を泳ぐカメラ付きロボットによる調査となった。

 この日は午前4時半ごろに準備作業を開始。午前6時半ごろ、格納容器の貫通部に挿入したパイプを通じてロボットを投入した。ケーブルで遠隔操作して原子炉圧力容器の真下付近までロボットを潜らせ、前後に搭載したカメラで撮影を試みた。

 今回の調査結果を踏まえ、2回目となる21日にはデブリがあるとみられる格納容器の底までロボットを潜らせる。


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