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稲田朋美氏報告、会議2日前も 日報隠蔽、次官主導か

  • 2017年7月20日
  • 08:05
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南スーダンPKO部隊の日報隠蔽問題について、記者の質問に答える稲田防衛相=19日午後、防衛省
南スーダンPKO部隊の日報隠蔽問題について、記者の質問に答える稲田防衛相=19日午後、防衛省

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報の隠蔽(いんぺい)問題で、稲田朋美防衛相(衆院福井1区)が、非公表方針が決まった2月15日の緊急会議の2日前にも、陸上自衛隊側から、電子データが保管されていた事実などについて報告を受けていたことが19日、複数の政府関係者への取材で分かった。隠蔽の方針は、防衛省事務方トップの黒江哲郎事務次官の意向に沿ったものだったことも判明した。

 ■重ねて否定 稲田氏

 2回にわたり報告を受けたことになる稲田氏には、説明責任を果たすよう求める声が一層強まりそうだ。さらに防衛相を補佐すべき立場の事務次官が一連の隠蔽を主導した疑いが浮上し、防衛省・自衛隊の隠蔽体質が厳しく問われるのは必至。

 防衛監察本部の特別防衛監察結果に、こうした経緯がどこまで反映されるかが注目される。

 稲田氏は記者団に「緊急会議を開催した事実はなく、2日前に事前説明があったことはない」と否定。「陸自に電子データが残っていたとの報告があったという認識はない」とも語った。黒江次官は取材に「特別防衛監察の対象なので、お答えは差し控える」とした。

 複数の関係者によると、2月13日の稲田氏への報告は、2日後の会議の「事前説明」との位置付けで、陸上幕僚監部の高級幹部が行った。昨年12月26日に陸海空3自衛隊の運用を担う統合幕僚監部で電子データが見つかったのとは別に、陸自でもデータが保管されていたことを報告した。

 陸自では岡部俊哉幕僚長に1月17日、データの発見を報告、事実関係の公表の準備を始めた。しかし同27日、統幕の防衛官僚が「今更陸自にあったとは言えない」と陸幕の担当者に伝達。事前説明では、こうした経緯も報告したとみられる。

 また2月15日の会議前に、岡部陸幕長と直接会った黒江次官は、陸自のデータを公表するか確認を求められた。黒江次官は「陸自のデータは個人が保存していた文書」と位置付け、「公文書には当たらない」として、公表しないと伝えた。

 同じ15日に会議が開かれ、稲田氏や黒江次官、岡部陸幕長らが出席。非公表とする方針が示され、稲田氏も了承した。翌16日にも、岡部陸幕長が黒江次官を訪れ、見解をただしたが、方針は変わらなかったという。


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