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原発審査の妥当性を訴え 規制委員長、高浜町長らと懇談

  • 2017年7月7日
  • 08:28
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野瀬町長(前列右から2人目)らと意見交換する田中委員長(左)=6日、福井県高浜町薗部の高浜原子力防災センター
野瀬町長(前列右から2人目)らと意見交換する田中委員長(左)=6日、福井県高浜町薗部の高浜原子力防災センター

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は6日、再稼働した関西電力高浜原発3、4号機が立地する福井県高浜町を訪れた。高浜原子力防災センター(同町薗部)で野瀬豊町長、中塚寛おおい町長らと意見交換。田中委員長は「福島のような事故が起きる原発には(規制委として)許可を出さない」と繰り返し強調し、新規制基準による審査の妥当性を訴えた。

 田中委員長は、東京電力福島第1原発事故を教訓にした原子力災害対策指針などを説明。原発から5〜30キロ圏の住民避難について「屋内退避することで混乱を避け、被ばくリスクを低減できる」と指摘した。一方で「地震や津波などとの複合災害時には、まず生命に関わる自然災害のリスク対策を優先すべきだ」と述べた。

 野瀬町長は「安全だと言い切れるところは言い切ってほしい」と要望。京都府の山内修一副知事は「専門的すぎて、住民が理解しやすい説明が不足している」と苦言を呈した。一部が5キロ圏内に含まれる舞鶴市の多々見良三市長は「(福島原発事故が)どこに原因があったのかを示さず、『やむを得なかった』としたままだと国民から信頼されない」と指摘した。

 午後には高浜町内の各種団体の代表ら町民27人との意見交換会があり、参加者からは「大雪の際の避難対策は」「避難計画の周知が不十分」などの意見が挙がった。田中委員長は「原子力事故で急に被ばくすることはない。大雪も複合災害の一つだが、とにかく慌てず(自然災害の)手立てを優先してほしい」と語った。使用済み燃料を金属製容器で一時保管する「乾式貯蔵」にも触れて「プールで貯蔵する(湿式貯蔵)よりも安全だと乾式の方を薦めている」と述べた。

 高浜町商工会の田中康隆会長は「原子力に対しては安心感が必要。その点で直接顔を合わせ言葉を聞けてよかった」とした一方で「高浜原発の運転が始まるまでに、このような機会があればありがたかった」と話していた。

 田中委員長は7日、高浜原発を視察した後、県庁で西川一誠知事と意見交換する。


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