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大雨影響、汚染水が外洋へ流出 福島第1でトラブル続く

  • 2015年9月13日
  • 09:18
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福島第1原発のK排水路付け替えのイメージ
福島第1原発のK排水路付け替えのイメージ

 東京電力福島第1原発の「K排水路」で大雨のためポンプによるくみ上げが追い付かず、放射性物質を含む汚染雨水が外洋へ流出するトラブルが続いている。東電は排水路の出口を港湾内に付け替える工事を急いでいるが、完成は来年3月末の見込みで、今後も流出が続く可能性が高い。

 K排水路は原子炉建屋周辺の雨水を流すための設備で、外洋に直接つながっている。東電は昨年4月から定期的に雨水の放射性物質濃度を測定しているが、降雨のたびに濃度が上がるのを把握しながら公表していなかったことが今年2月に発覚。とりあえずの対策として4月から、港湾につながるC排水路への雨水の移送を始めた。

 K排水路の出口付近に8台のポンプを設置し、毎時2千トンのくみ上げ能力を確保。東電は、ポンプの能力を超える大雨で流出するのは「年4〜5回にとどまる」と説明していた。

 しかし今回の関東・東北水害で9月9日と11日に断続的に流出が起きるなど、4月以降の発生回数は、疑い例も含め既に8回。東電担当者は「短時間の豪雨でくみ上げが追い付かなくなることを想定していなかった」と見通しの甘さを認める。

 K排水路出口の付け替えは大規模な工事のため工期短縮は難しい。ポンプの増設などの追加対策も排水路内にスペースがなく、困難だという。

 東電は排水の濃度低減のため排水路の清掃を続けているが、目立った効果は出ていない。

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で「(外洋の放射性物質濃度は)法令で定めた濃度限度に比べて十分低いままだ」と説明。「状況はコントロールされている」とする従来の政府見解に変更がない立場を強調した。


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