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福島第1、遮水壁の全面凍結を了承 規制委

  • 2017年6月29日
  • 12:30
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福島第1原発の凍土遮水壁の状況
福島第1原発の凍土遮水壁の状況

 原子力規制委員会は28日、東京電力福島第1原発の廃炉作業に関する検討会を開き、1〜4号機の周囲の地盤約1・5キロを凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」で、残っていた約7メートルの未凍結部分の凍結開始を了承した。凍土壁は今後、東電が変更申請している実施計画の認可を経て全面稼働する。

 第1原発では、原子炉建屋内に地下水が流入して事故で溶け落ちた核燃料などに接触し、汚染水が発生。これを食い止めるために地中に氷の壁を作って、建屋に流入する地下水を減らして汚染水の増加を抑える。だが凍土壁が完成すれば建屋周囲の地下水位が大きく下がり、建屋から汚染水が地中に漏れ出す恐れがあるため、未凍結部分を残して議論を続けてきた。

 この日の会合で、東電は、凍土壁の内側に入り込む地下水量がゼロで、降雨が過去40年間の観測で最も少ないと想定しても、建屋周辺の井戸「サブドレン」で水位を制御して、汚染水の漏えいを防げると説明した。

 一方、説明の中で東電が凍土壁の効果が大きく見えるような模式図を示したところ、規制委の更田豊志委員長代理が「悪い時の状況と現状を見せて、改善したというのはアンフェアだ。人を欺いている」と声を荒らげる場面もあった。東電側は「欺こうとしたわけではなかった」と釈明した。

 凍土壁は建屋周囲に深さ約30メートルの凍結管を約1500本埋め込んで地盤を凍らせる。建設には国費約350億円を投入。昨年3月末から段階的な凍結が進められ、未凍結部分は建屋西側の1カ所、約7メートルだけになっていた。東電は今月26日、全面凍結に向けて、規制委に実施計画の変更認可を申請していた。


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