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美浜3号安全対策、6月中旬に着工 関電が工程報告、福井県了承

  • 2017年6月9日
  • 08:25
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美浜3号機の安全対策工事計画を藤田穣副知事(手前)に説明する豊松秀己副社長=8日、福井県庁
美浜3号機の安全対策工事計画を藤田穣副知事(手前)に説明する豊松秀己副社長=8日、福井県庁

 関西電力の豊松秀己副社長は8日、県庁を訪れ、原則40年の運転期間を延長して再稼働を目指す美浜原発3号機の安全対策工事を6月中旬から着手すると、藤田穣副知事に報告した。藤田副知事は「40年超運転に対する(地元同意)判断とは別」とした上で、工事入りを了承。工事は約2年半かかるが、1年ごとに工事の進ちょく状況を報告することを求めた。

 美浜3号機は2015年11月、原子力規制委員会に運転延長を申請。規制委は16年11月に高浜1、2号機に次いで2例目の認可を出した。関電は具体的な工事の工程を取りまとめ、福井県に報告した。

 豊松副社長は「美浜は当社原子力発電所の発祥の地」とした上で、「40年超運転を含め国が安全性を確認したプラントは活用していく」と再稼働を進める姿勢を改めて示した。今年1月に高浜原発構内で起きた大型クレーン倒壊事故に触れ、「安全対策では大型クレーンを使う工事もある。2度と事故を起こさないとの決意の下、安全最優先に一つ一つ確実に進めていく」と強調した。

 藤田副知事は▽1年ごとの工事の進ちょく状況の報告▽現場の安全確保の徹底▽理解活動の促進―の3点を求めた。「1月のクレーン倒壊事故を忘れることなく、全ての関係者が情報連絡を密にし、現場管理に万全を期してほしい」とくぎを刺した。

 さらに「40年を超える運転延長の必要性や安全性については、国民、県民の間に十分に行き渡っていない」と指摘。地元同意判断について、「現場での安全対策の実施状況や国や事業者の県民への理解活動の実績を確認する」として慎重に対応するとの認識を示した。

 これに対し、豊松副社長は原発見学会や企業などへの訪問回数を大幅に増やすことを約束し、「40年超運転の安全性や必要性について説明していく」と話した。

 美浜町役場には関電の森中郁雄原子力事業本部長代理が訪れ、山口治太郎町長に説明した。山口町長は工事概要を了承した上で「高浜原発のクレーン事故の反省を生かし、工事に携わる全ての関係者が緊張感をもって現場管理に万全を期してもらいたい」と述べ、町として今後、町会などと現場確認する方針を伝えた。40年超運転の必要性、安全性の理解活動を進めることや、工事に地元企業を積極的に活用するよう求めた。


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