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対岸5キロ圏どう避難 小浜市民懸念 大飯「合格」受け

  • 2017年5月25日
  • 08:31
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 福井県小浜市の内外海半島の海岸沿いの県道からトンネルを抜けると、対岸に大飯原発が見えてくる。同市泊、堅海(かつみ)の両区はおおむね5キロ圏内の予防防護措置区域(PAZ)だ。

 「自分らがワーワー言ったって、ひっくり返る訳がない」とあきらめ顔で漏らすのは泊の漁師波涛(はとう)巧さん(36)。“目と鼻の先”にある原発を横目に「市街地までの陸路は一本道。避難計画が整ってからでないと(再稼働に)同意してほしくない」とも。「関係者みんなが、ここの現状を見てほしい」と続けた。

 同じく5キロ圏内で釣り船業などを営んできた男性(84)は「福島の事故後、本当に原電(原発)がどうもないのか不安になった」と漏らす。「立地町の経済は潤うかもしれんが、自分らには何の変化もない。せめてこれを使わんで済むようにしてほしい」と安定ヨウ素剤の筒を見せた。

 小浜市議会は2011年6月、「原発からの脱却を求める意見書」を全会一致で可決し、期限を決めて原発から脱却するよう国などに求めた。当時、議長だった池尾正彦市議(74)は「福島の事故は収束しておらず、意見書の精神は今も生きている」と言い切る。

 さらに「大飯原発10キロ圏内の人口の半数以上は小浜市民。立地、準立地の“壁”があるのはおかしい」と疑問を投げ掛け、「立地並みの事前了解や立ち入り調査の権限があれば市民も深く、真剣に原発と向き合うきっかけになる」。今後は地元同意判断に注目が集まるが「地元議会の判断は尊重する」と前置きした上で「フクシマの現実をみて判断してほしい」と語った。


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