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原発再稼働と営業運転、何が違う? 川内原発1号機稼働で疑問

  • 2015年9月10日
  • 14:27
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川内原発1号機の経過
川内原発1号機の経過

 再稼働した九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)が10日、営業運転に入る見通しです。

 Q 営業運転とは何ですか。

 A 定期検査に入っていた原発が、原子力規制委員会の最終的な検査に合格した後に始める本格的な運転のことです。川内1号機は東京電力福島第1原発事故後、2011年5月に定期検査に入り、4年以上にわたって停止していました。

 Q 再稼働と営業運転はどう関係しているのですか。

 A 川内1号機は、福島事故を教訓につくられた原発の新しい規制基準に基づく規制委の審査に全国で初めて合格し、8月11日に原子炉を起動して再稼働しました。14日には発電と送電を始めています。九電はその後、徐々に原子炉の出力を上げ、31日からは出力100%でフル稼働しています。ただ、規制委の最終検査に合格するまでは「調整運転」と呼ばれ、法令上は「定期検査中の試運転」という位置づけです。

 Q 最終検査では何をするのですか。

 A フル稼働の状態で、原子炉をはじめとした各部の圧力や温度、流量などのデータを調べ、原発が全体として正常に動いていることを確認します。最終検査に合格すると、規制委から「定期検査の終了証」が交付され、営業運転となるわけです。

 Q 原発に具体的な変化はあるのですか。

 A 調整運転から営業運転に移行する過程で、原発の状態に何も変化はありません。万が一、事故やトラブルがあった場合の危険性も同じだと言えます。営業運転に移行したからといってトラブルのリスクが高まるわけではありません。また8月14日の発電と送電の開始の時点から、既に九州地方の一般家庭や企業には、原発でつくった電気が届いています。

 Q 営業運転はいつまで続くのですか。

 A 原発は通常、営業運転開始から13カ月以内に次の定期検査に入ることが法令で定められています。今後、トラブルがなければ、1号機は来年10月まで運転を続けることが可能です。九電は2号機も今年10月中旬に再稼働させる方針です。2号機は予定通りに再稼働した場合、11月中旬に営業運転に移行する見込みです。


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