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円滑避難へ奈良と交流、敦賀市 市民向けバス視察計画

  • 2017年5月9日
  • 10:48
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視察を予定している拠点避難所の奈良市鴻ノ池運動公園(福井県敦賀市提供) 
視察を予定している拠点避難所の奈良市鴻ノ池運動公園(福井県敦賀市提供) 

 福井県敦賀市は本年度、原発事故の際に県外避難先となっている奈良県内4市をバスで視察する「広域避難先視察研修事業」を行う。一方、奈良県4市の住民に敦賀市内の観光5施設の割引サービスチケットを提供するほか、4市の広報紙に敦賀市を紹介する記事を掲載してもらう。住民が互いの土地を知ることで、万が一の際にスムーズな避難につなげる狙い。

 福島第1原発事故後、県の広域避難計画要綱で敦賀市民の県外避難先は奈良県の奈良、天理、生駒、大和郡山の4市となった。北陸自動車道と名神高速道路、舞鶴若狭と京都縦貫自動車道、国道161号などを通って避難する複数のルートが想定されている。

 事故の際は、途中スクリーニング場所が設けられる。奈良県内では拠点避難所となっている生駒市総合公園、奈良市鴻ノ池運動公園に車を置き、4市の避難所に向かう。自家用車で避難できない人は、敦賀市内でバスに乗り同様のルートで避難する。

 奈良県への避難訓練はこれまで行われておらず、今回の視察事業は実際に訪ねて距離感や時間などを把握してもらおうと企画した。バスの中ではビデオで避難の手順や方法などを説明。スクリーニング場所でバスから下りて場所を確認したり、拠点避難所や避難所となる学校、公民館などを訪ねたりする。

 奈良県内で祭りやイベントが行われていれば参加し、土地の雰囲気を体感してもらう。大型バス30人乗りで4回のツアーを計画。募集方法などを検討している。

 割引サービスチケットは、敦賀観光協会が作製する「敦賀わくわくパスポート」を市が購入する。市立博物館やみなとつるが山車会館、紙わらべ資料館、敦賀赤レンガ倉庫、温泉施設リラ・ポートの各施設を低料金で利用できる。まずは計400部を奈良県4市を通じて市民に配布する。

 担当課は「平時から交流を深めて互いの土地を知ってもらい、心の垣根が低くなれば円滑な避難につながる」と期待している。


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