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北陸電力37年ぶり減配 期末配当、純損益赤字などで

  • 2017年4月27日
  • 07:41
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 北陸電力(2017年3月期・連結) 高経年化している設備の修繕費や金利低下に伴う退職給付費用の増加、燃料費調整額のタイムラグの影響などにより、経常利益ベースで9年ぶりの減収減益。純損益は前期の128億9100万円の黒字から、5年ぶりの赤字となった。厳しい収支、財務状況を勘案し期末配当を37年ぶりの減配とした。

 販売電力量は前期比2・1%増の281億キロワット時。家庭やオフィスの暖房需要の増加や、大口産業用の機械の需要が伸びた。ただ、燃料費の増加に伴い電気料金に上乗せされる調整額にタイムラグがあることから、減収となった。

 渇水で水力発電量が減り、火力発電所の稼働を高めたことにより燃料費が前期比2億円増加。また退職給付費用の増加などで人件費が66億円、高圧送配電設備や火力発電所などの修繕費が51億円、それぞれ増えた。その結果、連結の経常費用が前期比250億円増の5445億円となり、経常利益を大きく悪化させる要因となった。

 個別決算は、経常損益が32億5600万円の赤字(前期は189億9200万円の黒字)、純損益は18億4800万円の赤字(前期は87億2300万円の黒字)に落ち込んだ。期末配当を15円減配の10円とし、通期配当は35円。

 18年3月期の小売り販売電力量は17年3月期並みの280億キロワット時程度と見込み、連結売上高予想は燃料費調整額の増加などから7%増の5800億円程度とした。利益面と配当の予想については、供給力など需給状況が見通せないことから未定とした。

来期も非常に厳しい

 佐々木輝明・執行役員福井支店長 大型石炭火力発電所の定期点検による修繕費、燃料費の増加などを考慮すると来期決算も非常に厳しいだろう。ただし現時点で電気料金の値上げは考えていない。とにかく全社一丸となって経営効率化に努めていく。一方で、志賀原発の停止が長く続いている。この状況がさらに長く続いた場合は、値上げを視野に入れざるを得ないかもしれない。


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