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「国民理解へ一層努力を」 高浜運転再開で西川知事注文

  • 2017年4月26日
  • 07:06
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西川一誠知事(右)に高浜3、4号機の運転再開に向けた工程などについて報告する岩根社長(左)=25日、福井県庁
西川一誠知事(右)に高浜3、4号機の運転再開に向けた工程などについて報告する岩根社長(左)=25日、福井県庁

 「原子力に対する国民理解が一層進むように努力してほしい」―。西川一誠福井県知事は25日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)運転再開の説明に訪れた関西電力の岩根茂樹社長に対し、安全確保を求めるとともに、消費地の理解促進活動にさらに力を尽くすよう注文した。中間貯蔵施設に関しても、2020年ごろに地点を特定するとした約束の順守を強く要請した。

 岩根社長は、運転再開時の態勢について「原子炉起動から100%出力までの間、現場常駐の人員を70人から100人に強化。原子力事業本部の常駐要員は7人から70人に増員する」と述べた。その前後の期間も増員することを約束した。原子炉起動前と発送電開始前後は130人態勢で現場の安全を確認し、節目ごとに県に実績を報告するとした。その上で「今回の運転再開が原子力の信頼を得る重要な段階だと肝に銘じる」として運転再開に理解を求めた。

 西川知事は「関電全体として情報共有し、油断や不注意のないようにお願いしたい」と応じた。あらゆる情報をオープンにしていくことが肝要とした上で、「県としても重要な状況で現場に立ち会い、これまで以上に厳格に確認していく」と語った。

 また運転再開に当たり「観念的な状況でなく、具体的な事柄を知ってもらうべきだ」とし、県内外の市民を対象にした発電所見学で理解を深めてもらうことを要求。中間貯蔵施設は、20年ごろの地点特定に向け、政府との連携を深めるよう注文した。

 岩根社長は松井拓夫県会議長とも面談した。松井議長は「安全運転の実績を積み重ねていくことが信頼につながる。全社あげて万全を期していただきたい」と要請した。

 高浜町役場にはこの日、関電原子力事業本部の大塚茂樹副事業本部長らが訪れ、野瀬豊町長に報告した。野瀬町長は「クレーン倒壊事故もあり、工事のオペレーションにほころびが見えた部分もあった。プラント全体の安全性につながるので、しっかりやってほしい」と指摘した。その上で「自覚と責任を持って取り組んでほしい」と述べた。

 面談後、野瀬町長は取材に対し「東日本大震災から6年。ようやく、この(運転再開の)段階に来てほっとしている。運転再開すれば、定期検査を含めて通常の流れに戻るので、協力会社などの地元の皆さんは歓迎していると思う」と期待感を示した。


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