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玄海原発3、4号夏にも再稼働へ 佐賀県知事が同意

  • 2017年4月25日
  • 09:50
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 佐賀県の山口祥義知事は24日、県庁で記者会見し、九州電力玄海原発3、4号機(同県玄海町)再稼働への同意を表明した。山口知事は「熟慮に熟慮を重ねた結果、現状ではやむを得ないと判断した」と述べた。玄海町も容認済みで再稼働の前提となる地元同意は完了した。残る手続きが順調に済めば、早ければ夏にも再稼働する見通しだ。

 東日本大震災後に強化した新規制基準の下で地元同意が完了するのは、鹿児島県薩摩川内市の九電川内1、2号機、愛媛県伊方町の四国電力伊方3号機、福井県高浜町の関西電力高浜3、4号機に続いて4例目となる。

 山口知事は「エネルギー需給の観点から、一定程度は原子力に頼らざるを得ない」と強調。原発を管理する技術を継承することも理由に挙げた。

 佐賀県は国から再稼働要請を受けた1月以降、住民説明会のほか、県内の首長に賛否を聴くなど幅広く意見を聴取。県議会の容認決議で住民理解が得られたと判断した。

 今月に入り、知事が世耕弘成経済産業相や九電の瓜生道明社長らと相次いで会談した際、国などが責任を明確化したことも決断を後押しした。

 ただ、重大事故の際に避難が必要となる半径30キロ圏に入る自治体では、8市町のうち、4市長が反対していた。知事は「福島の事故を踏まえ、安全を何よりも大切にして、玄海原発と向き合う」と述べ、反対派にも理解を求めた。原発の新設には同意しないとした。

 知事は会見に先立ち、世耕経産相に電話で同意を伝達。経産相は「国としてしっかり責任を果たしていく」と話したという。九電の瓜生社長には、知事の表明直後に副島良彦副知事が伝えた。

 九電は「知事の判断を大変重く受け止めている。安全対策に不断の努力を重ねるとともに(再稼働に向けた)残りの審査に真摯(しんし)に取り組む」とのコメントを発表した。

 ■玄海原発 佐賀県玄海町にある九州電力の加圧水型軽水炉。1975年の1号機を皮切りに、97年の4号機まで計4基が順次営業運転を始めた。2009年には3号機が国内初のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電を開始。全基が運転停止中だが、3、4号機は17年1月再稼働に向けた原子力規制委員会の審査に合格した。規制委は老朽化した1号機の廃炉を認可した。


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