福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

近畿大原子炉が再運転 新基準適合、教育・研究用で初

  • 2017年4月13日
  • 07:37
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア0
  • 0
近畿大原子力研究所の原子炉が運転を再開し、制御室で実習する学生ら=12日午後、大阪府東大阪市
近畿大原子力研究所の原子炉が運転を再開し、制御室で実習する学生ら=12日午後、大阪府東大阪市

 近畿大は12日、停止していた原子力研究所の原子炉(大阪府東大阪市、出力1ワット)の運転を再開し、学生を対象に実習を実施した。東京電力福島第1原発事故を踏まえ策定された新規制基準に適合した教育・研究用原子炉としては初の再開。

 伊藤哲夫所長は記者会見し「実際の原子炉で学んだ学生が原子力の安全を維持していくと痛感している」と述べた。

 実習では、白衣姿の学生8人が緊張した様子で所員の説明を受け、制御室で原子炉を起動、出力の上昇具合を確かめながら制御棒を操作。点検などを挟み、約1時間後に臨界に達すると、ほっとした表情を見せた。

 がん治療で使う放射線について学ぶ理工学部4年島津美宙さん(21)は「出力上昇を待つ時間が思ったより長く、動かしてみないと分からないと思った」と話した。

 近畿大炉は1961年に初臨界。国内外の学生や技術者、共同研究を受け入れてきたが、2014年2月に定期検査で停止した。昨年5月、新規制基準に適合しているとされ、今年3月に原子力規制委員会による最終検査を終え、合格した。

 規制委の田中俊一委員長は12日、「おもちゃみたいな原子炉なので、もっと速やかに動かせれば良かった。新規制基準のハードルがいくらか高すぎた」と語った。

 大学の研究炉は他に京都大の2基(大阪府熊取町)のみで、運転再開を目指している。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース