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学生よ、起業を目指せ 福井大がOB寄付活用し新事業

  • 2017年4月10日
  • 16:26
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会見で起業支援事業を説明する大井さん(左から2人目)ら=7日、福井市の福井大文京キャンパス
会見で起業支援事業を説明する大井さん(左から2人目)ら=7日、福井市の福井大文京キャンパス

 福井大は本年度から、同大卒業生からの3700万円の寄付を活用し、学生の起業を支援する事業を始める。起業家精神を養う新科目を設け、試作品の開発費を補助したり、海外調査を行ったりする。

 寄付した大井孝允さん(77)=山口県出身、東京都在住=と、同大産学官連携本部の米沢晋本部長らが7日に同大文京キャンパスで会見し、発表した。事業期間は4年を想定し、大学発のベンチャーや、企業での新事業展開、業種転換などの中心となる人材の裾野を広げる。

 各学部、大学院共通の新科目「起業化経営論」は、実際に起業したり、企業の経営者になったりした卒業生を講師に招く。学生や大学院生の起業や経営への関心を高め、将来の選択肢の一つとして考えるよう促す。

 試作品開発は、材料費や製作費を1件当たり30万~100万円程度補助する。希望する学生から対象者を選抜し、4年目には年間10件程度の補助を目指す。起業に向けたサークル活動に対しても、1件当たり5万〜20万円程度支援する。

 受講生のアイデアを、民間の技術者らの助言を得ながら、事業案として具体化する。同大産学官連携本部と部局間協定を結んでいるタイの大学などを拠点に、海外の起業文化に触れたり、今後も成長が見込まれる東南アジア市場で試作品の事業化の可能性を探ったりする。

 大井さんは、1964年に同大工学部応用物理学科を卒業後、三井物産に入社した。日本原電敦賀原発1号機の建設などエネルギー分野に長く携わり、ドイツや米国にも駐在した。2002年に中小企業の経営支援などを手掛けるミッション(東京)を立ち上げた。昨年末で同社の事業を終了し、「学生の起業支援に役立ててほしい」と剰余金を寄付した。

 大井さんは会見で、「今の学生はハングリー精神が足りないのではないか。若いうちは仮に失敗しても成功の糧になる。夢を持ち、福井から世界に飛躍してほしい」と強調した。米沢本部長は「マイクロソフト、アップル、フェイスブックも学生の情熱から始まった。元気よく社会に飛び出す土壌をつくりたい」と述べた。

 大井さんは会見後、起業化経営論の第1回の講師を務めた。学生、大学院生計約90人に自分の経験を伝え、挑戦を呼び掛けた。


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