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福井県、3原発の安全総点検を了承 関電が事故再発防止策を報告

  • 2017年4月8日
  • 09:10
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藤田副知事(手前)に安全総点検の結果を報告する関西電力の豊松副社長=7日、福井県庁
藤田副知事(手前)に安全総点検の結果を報告する関西電力の豊松副社長=7日、福井県庁

 関西電力の豊松秀己副社長は7日、福井県庁を訪れ、藤田穣福井県副知事に高浜原発構内で1月に起きたクレーン倒壊事故を受けた安全管理総点検結果と再発防止対策を報告した。藤田副知事は「現時点では具体的な改善が行われたと思う」と述べ内容を了承した。これを受け、関電はあらためて県に高浜3、4号機の再稼働に向けた報告をした上で、準備を進める。

 豊松副社長は冒頭、「多大なる心配とご迷惑をかけたことをおわび申し上げる」と陳謝し、総点検結果について説明した。高浜、大飯、美浜の3原発で行われている1516件の工事について点検。このうち184件で▽自然環境悪化時のクレーンの転倒防止対策が工事計画書に明記されていない▽自然環境悪化の情報を即時に入手し、対応する体制が整備されていない―など295点の改善点が見つかった。

 再発防止対策としては、工事の計画から実施の各段階において安全対策のチェック項目を明確化。各サイトに土木建築工事を統括的に管理する副所長を配置する。暴風や大雨など警報が発令された際に、警戒準備体制を社内でルール化する。

 藤田副知事は▽安全管理総点検の継続▽安全意識の徹底▽工事管理体制の改善▽外部評価の継続と県民理解の促進―の4点を求めた上で、「県民に不安を与えたことを忘れないでほしい」とくぎを刺した。

 これに対し、豊松副社長は継続的な総点検などを約束。「県民に大きな不安を与えたことを忘れることなく、丁寧に説明し信頼回復に努める」と答えた。

 今回の報告を県が了承したことで、高浜3、4号機の再稼働に向けたステップが進んだ。豊松副社長は記者団に対し「準備はしていくことになるが、再稼働に向けては県に報告するステップが必要となる」と述べた。ただ報告時期は決まっていないとした。

 高浜町役場では、岡本恭典副町長が宮田賢司・高浜発電所長から報告を受けた。岡本副町長は「住民の信頼を損ないかけた事象で、今後も継続的に安全対策を実施してほしい。今後3年ほどは大規模な土木建築工事が続くため、住民に丁寧に説明してほしい」と述べた。会談後、岡本副町長は取材に対し「リアクションは考えていない」と述べ、安全管理総点検について事実上、了承した。


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