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富岡町も原発避難指示解除 福島の住民帰還、動き鈍く

  • 2017年4月1日
  • 10:05
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 政府は1日、東京電力福島第1原発事故で全域を避難区域とした福島県富岡町への避難指示を、一部を除き解除した。今春に予定された4町村の解除は終了。復興に向けインフラ整備は進むが、住民帰還の動きは鈍い。放射線量が高く、原則立ち入り禁止の帰還困難区域は同町を含む7市町村で残り、同区域で居住を可能にする「特定復興拠点」の整備も課題だ。

 富岡町では住民の帰還に向けて診療所や大型商業施設が整備された。3月31日には災害公営住宅の完成式が開かれ、宮本皓一町長は「新たな町の本格復興がスタートする」と強調。避難先の福島県郡山市から4月下旬に引っ越す予定の石井綾子さん(65)は「先祖が住んだところを守っていきたい」と話した。

 31日に解除された浪江、川俣、飯舘3町村と、富岡町の4町村の解除対象住民は計約1万2千世帯、約3万2千人(2月末〜3月1日時点)。解除前、自宅に長期滞在できる準備宿泊への登録者は計約750世帯、約1700人(3月下旬時点)にとどまっており、実際に帰還する人は少ないとみられる。

 4町村の解除により、政府が3月末を目標とした「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」の解消は、福島第1原発が立地する双葉、大熊両町を除き実現。両町は除染やインフラ整備が不十分で解除できなかった。

 7市町村の帰還困難区域は今後も残る。政府は、区域内に特定復興拠点を設けて除染や道路などのインフラ整備を集中的に進め、5年後をめどに避難指示を解除する方針だ。


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