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もんじゅ地元軽視に憤り噴出 国、住民へ初の廃炉説明会

  • 2017年3月30日
  • 07:45
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もんじゅが立地する福井県敦賀市白木区で開かれた廃炉の住民説明会で、陳謝する文部科学省と経済産業省の幹部ら=29日夜、同市の白木公民館
もんじゅが立地する福井県敦賀市白木区で開かれた廃炉の住民説明会で、陳謝する文部科学省と経済産業省の幹部ら=29日夜、同市の白木公民館

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉について、文部科学省と経済産業省の幹部が29日夜、もんじゅの立地する同市白木区を訪れ、地元住民を対象に説明会を開いた。区内15軒の代表や市内の敦賀半島の各区長ら約25人が参加。国策に長年協力してきた住民からは、地元を軽視した政府の一方的な決定に不信感を訴える声が相次ぎ、「地元の信頼回復がないと今後の政策は進まない」と地元説明を重視するよう求めた。

 昨年12月の政府の廃炉決定以降、これまで国から白木区に説明はなく、住民からは「地元に何の説明もないのはおかしい」と憤りの声が上がっていた。

 説明会は白木公民館で開かれ、両省の幹部ら職員5人が訪問。文科省の西條正明・原子力課長は「もんじゅが厳しい状況の中でも運転再開に向け温かく支援、協力いただいてきた中、このような(廃炉)決定をし期待に沿えなかったことに、あらためておわびしたい」と陳謝した。

 この後は非公開で行われ、坂本勉区長(61)によると、廃炉に至った経緯や廃炉体制の政府原案、今後のもんじゅ周辺地域の高速炉開発拠点化方針について説明があった。参加者からは憤りの声が相次ぎ、「国が率先して地元に説明して意見交換しないと信頼は取り戻せず、今後の政策はない」「廃炉作業は無理な工程で進めず、安全にやってほしい」などの意見が出たという。今後も国が節目節目に説明会を開くよう求めた。

 西條課長は終了後、「直接顔を合わせて地元の思いは聞かせてもらった。信頼がなくなったとの意見を重く受け止める。政策は地元があって進められるので、しっかりとコミュニケーションを取っていきたい」と記者団に話した。


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