福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

関電、年内4基の再稼働視野に 高浜原発で福井県の判断注目

  • 2017年3月29日
  • 08:41
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア0
  • 0
運転延長に合格した関西電力高浜原発1、2号機=高浜町
運転延長に合格した関西電力高浜原発1、2号機=高浜町

 稼働中だった関西電力高浜原発3号機を、司法が仮処分判断で停止してから1年余り。大阪高裁は28日、再稼働を認める判断を下した。福井、大津地裁で判断が二転三転する紆余(うよ)曲折を経たが、高裁の“お墨付き”を得たことで高浜、大飯計4基の年内再稼働が視野に入った。関電は高浜原発構内の大型クレーン倒壊事故を踏まえた安全総点検を県に報告後、速やかに再稼働したい考えだ。立地の高浜町と県会が静観する構えの中、県の判断が注目される。

 大阪高裁の決定後、大阪市の本店で記者会見した岩根茂樹社長は「再稼働のスタートライン」と歓迎した。時期は未定としながらも「安全最優先で、立地地域のご理解を賜りながら、再稼働に向け、準備を進める」と強調した。

 高浜3号機は新規制基準施行後、九州電力川内(せんだい)1、2号機に次ぐ全国3基目として、2016年1月に再稼働した。しかし、発電開始からわずか39日で、大津地裁が運転差し止めを決定した。全国で初めて運転中の原発が止まった。

 この1年、関電は「安全が確認されたプラントは一日も早く再稼働したい」との姿勢は一貫して変えていない。年内4基の再稼働を目指す関電にとって、高裁の判断は試金石だった。高浜3、4号機2基が動けば、1カ月当たり70億円程度の収支にプラス影響があると試算しており、電気料金引き下げを見据える。

 高浜3号機は昨年1月の再稼働時、年末年始の休みを含め15年12月25日の燃料装荷から16年1月29日の原子炉起動まで36日間かかった。この工程を単純に当てはめると、4月上旬に県が容認すれば、ゴールデンウイーク付近での再稼働が可能となる。ただ、16年4月に長時間労働で社員の自殺者を出したことや働き方改革の観点で、連休中に作業するかは経営判断になるという。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース