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正反対の判断に疑問の声も 高浜3、4号再稼働へ

  • 2017年3月29日
  • 08:49
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 大阪高裁の決定に対し、県民からは、低迷する立地地域の経済・雇用を思い、高浜原発3、4号機の再稼働に理解を示す意見が聞かれた。同じ原発の安全性を巡って正反対の判断が示された点に疑問を感じる人もいた。

 高浜原発から30キロ圏内に入る小浜市の自動車学校指導員、林亜久里さん(27)は「原発が稼働せずに経済的に困っている人が周りにいる。皆が豊かになるなら再稼働して良い」と話す。その上で「大事故になれば小浜も無事では済まない。安全対策や情報開示を万全にすることが絶対条件」とくぎを指した。

 越前市の横井武美さん(68)も「再稼働が可能になって良かった。原発関連の仕事に就いている若い知人がいるが、再稼働しないまま失業したら大変だし、地元の経済も心配。事故を起こさないことが大前提で、安全には十二分に注意してほしい」と話した。

 原発の長期停止に直面する敦賀市の学習塾経営、佐野なおみさん(54)は「国策で原発を進める中、大津地裁が運転差し止めによる経済的な問題を考えずに仮処分決定したことに疑問を感じていた。原発は現に存在しているので、安全に再稼働して利用すべきだ」との考え。関西電力に対して「反対の考え方を持つ研究者の意見なども総合的にとらえて運営した方がいい」と注文を付けた。

 福井市の自営業、枩田志穂さん(36)は「嶺南が活性化すれば、嶺北にも少なからず良い影響があるはず」と期待した。ただ、「運転が差し止められてからの1年間で、どう判断が変わったのか」と首をかしげ、「今は(大阪高裁の)決定を信じるしかなく、事故がないことを最優先に安全性を市民目線で説明してほしい」と要望した。

 「再稼働には賛成できない」とする坂井市の会社員、澤田央さん(45)は「(裁判所や関電が)新規制基準を満たしていると判断しても、住民の不安の声は無視できない。決定がまたもや覆ったことで混乱し、基準自体の信用も薄れてしまう」と指摘した。


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