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刀身彫刻の世界に女子熱視線 福井市郷土歴史博物館で特別展

  • 2017年3月25日
  • 13:52
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短刀に施された精巧な透かし彫りに見入る来場者=24日、福井市立郷土歴史博物館
短刀に施された精巧な透かし彫りに見入る来場者=24日、福井市立郷土歴史博物館

 日本刀が持つ宝物としての側面に着目した福井市立郷土歴史博物館の春季特別展「刀に彫る―刀身彫刻の世界―」(福井新聞社共催)が24日開幕した。刀剣を擬人化した人気オンラインゲームなどの影響で、初日から日本刀に魅せられた若い“刀剣女子”が次々と来館。信仰や権威の象徴として、刀身に施された精緻な彫りに、うっとりと見入っていた。

 展覧会は、鎌倉時代初期に作られた重要文化財「太刀 銘 豊後国行平作」から鯖江市の刀匠、川瀬祐二郎さんの作品まで、古今の刀剣41振りとつばなど計53点を紹介。江戸期に越前で活動した刀身彫刻の名手・喜内らによる「越前彫」にも注目している。

 熟年男性に交じって熱心に鑑賞していたのは、2015年に発売された育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞―online―」を機に、実際の刀に興味を持った県内外の女性たち。博物館側も、福井市在住の漫画家かまたきみこさんのイラストをポスターに採用するなど、刀剣女子に向けた広報を展開、会員制交流サイト(SNS)では早くから話題に上っていた。

 会場では、ゲームに登場するキャラクターが持つ大身槍「日本号」を人間国宝、故隅谷正峯さん=石川県=が再現した写し(石川県立美術館所蔵)が、刀剣女子たちの熱い視線を集めた。剣に巻き付いた龍が剣先を飲み込もうとしている図柄「倶利伽羅(くりから)」が彫り込まれている。展示品の多くに刻まれたこれらの仏教的なモチーフには、厄災や敵を退け、身を守る効果が期待された。

 ゲームをきっかけに日本刀の見どころを学んだという藤島高3年の栢場(かやば)美帆さんは「日本号は写しだけど、すごくきれいだった。武器でありながら芸術性を併せ持っているのが不思議で面白い」と話していた。

 4月22日午後7時からは、博物館に隣接する養浩館庭園で、名刀を手に取って鑑賞できる刀剣女子向けのイベント「お刀入門女子会」(要申し込み)がある。他にも記念講演会や刀身彫刻の実演会、ギャラリートークなど多彩な催しが予定されている。

 展覧会は5月7日まで。問い合わせは同博物館=電話0776(21)0489。


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