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希少コケオニグモ福井で見つかる 最後の記録は1970年の資料

  • 2015年9月5日
  • 15:44
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福井県越前市山室町で見つかったコケオニグモ=8月7日(林昌尚さん撮影)
福井県越前市山室町で見つかったコケオニグモ=8月7日(林昌尚さん撮影)

 福井県内では1970年の資料を最後に採集記録がない希少種のコケオニグモが、越前市山室町の林昌尚さん(57)の自宅周辺で見つかった。専門家は「北陸4県でも古い記録しか残っておらず、今回の発見は北陸全体として貴重だ」としている。コケオニグモは主に山地に生息する。名前の通り体がコケのような色をしていて、クモバチ科の天敵から身を隠す役割を果たしている。

 写真で確認したクモ研究者の国立研究開発法人農業環境技術研究所(茨城県)の馬場友希博士によると、コケオニグモは北海道から沖縄本島まで36都道府県で採集記録があるが、数は少なく、希少種の部類に入る。全国のクモをまとめた70年の資料では、本県は見つかった記録がある「既知産地」と紹介されているが、以降の記録はない。北陸ではほかには、40年に出された文献で富山県での記録が最後となっている。

 林さんは、8月7日午前6時ごろ庭を散歩していたところ、巣を張った体長約2センチのコケオニグモを発見し撮影した。さらに約50メートル離れた自宅裏山でも別のコケオニグモを見つけた。県内で40年以上採集記録がないと知り「そんなに珍しいとは思わなかった」と驚いていた。

 コケオニグモ コガネグモ科の大型のオニグモ。体色はウメノキゴケなどの地衣類に似た迷彩色で、擬態の役割を果たす。昼間は木の幹などにうずくまっており、夜になると大型の円形の網を樹間に張る。網にかかる昆虫を食べると考えられている。全国の山地に分布するが、地衣類が生えた樹林に潜むことが多く見つけにくい。愛知県では近い将来野生での絶滅の危険性が高い絶滅危惧1Bに指定されている。


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