福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

核燃料中に含む放射性物質を実測 機構などが新技術、福島応用も

  • 2017年2月26日
  • 11:28
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0
核燃料に含まれる物質をレーザーで測定する方法
核燃料に含まれる物質をレーザーで測定する方法

 日本原子力研究開発機構などのチームは、原発の使用済み核燃料にレーザーを照射して、中に含まれる特定の放射性物質を分離し、量を実測する技術を開発した。東京電力福島第1原発で溶け落ちた燃料(デブリ)についても、組成を調べて、どの程度の放射線を発しているかの特定に応用できる可能性があり、取り出した後の処分方法を探るヒントとしても期待される。

 使用済み燃料の9割はウランが占め、残りはプルトニウムやセシウムなどウランの核分裂や核反応で生じるさまざまな物質で構成されている。

 チームが分離に成功したのは、半減期が約650万年と極めて長い「パラジウム」。使用済み燃料は地中深くに埋める処分方法が政府方針で、パラジウムは長期にわたり放射線を発し続けるため、適切に管理するには量を把握する必要がある。これまでは計算で推定しており、正確な分析方法がなかった。

 チームは、原発で5年間燃やした使用済み燃料の一部を電力会社から譲り受け、硝酸で溶かして液状にした。密閉容器に入れた微量の溶液に外からレーザーを20分間当て、還元反応でパラジウムの沈殿物を回収。それを集めて全体量の算出に成功した。

 原子力機構の浅井志保研究副主幹(分析化学)は「第1原発からデブリを数ミリグラムでも取り出すことができれば、放射線量を評価する手助けができる」と話した。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース