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新師団配置、ロ国防相に説明要求 3月稲田氏、北方領土かただす

  • 2017年2月24日
  • 07:44
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北方領土の安全保障問題に関する立場
北方領土の安全保障問題に関する立場

 日本政府は23日、北方領土を含む地域に新たな師団を配置すると表明したロシアに対し、3月20日に東京で開かれる外務・防衛閣僚協議(2プラス2)で詳細な説明を求める方針を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。稲田朋美防衛相が、師団配置計画に言及したショイグ国防相に直接問いただす方向だ。

 ロシアの師団配置問題に関し、菅義偉官房長官は記者会見で「北方四島におけるロシア軍の軍備強化であるなら、わが国の立場と相いれず遺憾だ」と強調。22、23両日に外交ルートを通じて抗議したことを明らかにした。ただロシアが態度を軟化させる可能性は低いとみられる。日本側は難しい対応を迫られる。

 ロシア上院のコサチョフ国際問題委員長は23日に「抗議には法的にも政治的にも根拠がない」と反論した。ロシア通信が伝えた。

 ロシアに対する説明要求では、師団の配置先が北方領土になるかどうかが焦点になる。ショイグ氏は22日、北方領土と千島列島の総称である「クリール諸島」に新たな師団を年内に置くと発言した。北方領土に配置する計画であれば、断固容認しない意向を伝える。

 ロシア軍が択捉、国後両島に地対艦ミサイルを配備した問題についても、あらためて懸念を伝達するとみられる。

 北方領土でロシアが軍事力を増強する理由について、政府内では「領土問題で譲歩しないとの意思表示ではないか」(外務省幹部)との見方が出ている。

 会見で菅氏は「北方領土でのロシア側の動向を注視している。(ショイグ氏の)発言を受け、情報収集を行っている」と述べた。

 日ロ2プラス2には稲田、ショイグ両氏のほか、岸田文雄外相とラブロフ外相が出席する予定。

 一方、北方領土での共同経済活動の在り方を話し合う日ロ外務次官級協議は、予定通り3月18日に実施する。

 ■北方領土 択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の総称。面積は計約5千平方キロ。択捉島が最大で、全体の約6割を占める。1945年8〜9月に旧ソ連軍が侵攻して占領した。今もロシアが実効支配している。56年の日ソ共同宣言には平和条約締結後の色丹、歯舞引き渡しが明記された。日本政府は4島返還を求めている。昨年12月の日ロ首脳会談では、北方領土での「共同経済活動」に向けた協議開始で合意したが、焦点の領土交渉は進展しなかった。


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