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建設業者「暴風警報を認識せず」 高浜原発2号クレーン倒壊

  • 2017年2月5日
  • 08:39
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 関西電力高浜原発2号機(福井県高浜町)で安全対策工事の準備に使われていた大型クレーンが倒壊した事故で、原因を調査中の関電に対し、現場を監督していた元請けの大成建設(東京)が「暴風警報の発令を認識していなかった」と答えていることが4日、関係者への取材で分かった。

 暴風警報は事故の約5時間前に出されていた。関電は事故前に警報に気付いたが、大成建設に伝えなかったという。マニュアルでは風速が30メートルを超すと予想される場合、アームを畳むよう求めており、安全意識の甘さが浮き彫りになった形。管理体制の見直しが求められそうだ。

 事故が起きた1月20日の作業は午前8時すぎに開始。転倒防止措置としてアーム先端からつるした約5トンの重りを地面につけ、午後4時半ごろ終了。風速約42メートルまで耐えられる想定だった。

 福井地方気象台は同日早朝、最大瞬間風速が35メートルになり竜巻などの激しい突風が吹く恐れがあるとして、県内全域に注意喚起した。午後4時40分ごろ暴風警報を発令し、約20分後に再度突風の警戒を呼び掛けた。クレーンは午後9時50分ごろ転倒した。

 原発構内2カ所の風速計は当時15メートル程度を計測。実際にはそれ以上の風が吹いたとみて関電が詳しく調べている。

 大成建設は「原因を調査中のため個別の回答は差し控える」とコメントした。

 2号機は40年を超える運転延長に向けた安全対策工事の準備作業中で、クレーン転倒で原子炉補助建屋と燃料取り扱い建屋の一部が破損した。


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