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川内原発再稼働やまぬ抗議「廃炉を」 反対派、全国から集結

  • 2015年8月12日
  • 11:59
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再稼働した川内原発の正門前で抗議する人たち=11日午前、鹿児島県薩摩川内市
再稼働した川内原発の正門前で抗議する人たち=11日午前、鹿児島県薩摩川内市

 「危険だ」「事故の責任は誰が取るのか」。九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)が再稼働した11日、原発周辺には全国から反対派が集結、中止を要求した。怒りの矛先は再稼働に同意した地元首長にも向けられた。一方、地元の商店街では「経済が活気づく」と歓迎する声が聞かれた。

 強い日差しが照りつける正門前。隙間なく1列に並ぶ警察官とにらみ合うように、住民らは「見切り発車だ」「福島を忘れたのか」と大きな声を張り上げた。

 一部は「ストップ再稼働」と書いた紙を掲げて座り込み、門に近づこうとした女性を警察官が制止するなど小競り合いも起きた。

 午後の集会では「廃炉を目指そう」「これからも徹底的に反対する」とマイクで呼び掛けたが、再稼働を押し切られたことで落胆ムードも漂った。

 鹿児島市の無職道免芳隆さん(65)は「福島原発の事故でいまだに多くの人が避難生活をしているのに許せない」と吐き捨てるように話し、千葉県鎌ケ谷市の元公務員男性(49)は「長い間止まっていた原発を動かすのは技術的に難しく危険だ」と懸念した。

 広島県三原市のフリーター女性(19)は「広島にいると被爆者の話を身近で聞く機会が多く、核の怖さを感じている」。北九州市から来たという大学4年東菜津美さん(22)は「避難計画には弱者の視点が足りない。抗議活動に参加することで反対の意思を示したい」と力を込めた。

 再稼働は県と薩摩川内市の同意を得て進行。市役所前にも約70人が駆け付け、同意した岩切秀雄市長に向け「民意を踏みにじる行為」と非難を繰り返した。

 ただ、原発関連の仕事が増え、地域経済回復を望む声は根強い。市内で飲食店を営む男性(56)は「原発が止まって景気が悪くなり、店の売り上げも2〜3割落ちた。再稼働で盛り返してほしい」と期待。居酒屋経営の福山主馬さん(49)は「事故の心配はゼロではないが、客を呼び戻したい」と語った。


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