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格納容器内最大530シーベルト 福島2号 足場に穴、溶融か

  • 2017年2月3日
  • 07:21
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東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内部調査の画像。解析の結果、原子炉直下の足場が縦横約1メートル四方にわたって脱落している。写真は同社が画像を合成(東京電力提供)
東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内部調査の画像。解析の結果、原子炉直下の足場が縦横約1メートル四方にわたって脱落している。写真は同社が画像を合成(東京電力提供)

 東京電力は2日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器の内部調査で撮影した画像を解析した結果、調査時点の内部の空間放射線量は推定で最大毎時530シーベルトだったと明らかにした。第1原発事故での最大値。原子炉直下にある鉄製の作業用足場に穴(約1メートル四方)が開いていることも判明。メルトダウン(炉心溶融)で溶け落ちた核燃料(デブリ)の熱でできたとみられる。足場には、デブリの可能性がある堆積物が広範囲に付着しているのが見つかっている。

 線量は数十秒の被ばくで人が死亡するレベルで、事故が起きた原子炉内の過酷な状況が明らかになるとともに、廃炉作業でのデブリ取り出しの困難さが改めて浮き彫りになった。撮影日は、線量を推計した画像が1月26日、穴が判明した画像は同30日。2月中旬までに実施予定のカメラ付きの自走式ロボットによる本格調査は相当な困難が伴う可能性がある。

 東電によると、530シーベルトと推定されるのは、格納容器の壁に開いた貫通部分から圧力容器の真下に向かって設置されている機材搬入用レールの途中で、圧力容器を支える土台から約2・3メートル離れた空間部分。これまでの最大の実測値は2号機内部の毎時約73シーベルトだった。

 格納容器内の線量は、高い放射線がカメラに影響を与えることで画像に生じるノイズを解析して推定。上下30%の誤差があるという。格子状の足場の穴は、画像を鮮明化する処理で見つかり、変形して陥没していた。

 圧力容器の真下にある支柱にも堆積物が付着しており、圧力容器から支柱を伝ってデブリが流れ落ち、足場を溶かした可能性がある。

 東電は、足場の穴や堆積物について「カメラ付き自走式ロボットを格納容器内に入れる調査で、線量などを調べて総合的に判断したい」と説明した。


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