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放射線量「想像できない値」 専門家、福島2号機格納容器内

  • 2017年2月3日
  • 07:39
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 福島第1原発2号機のカメラ調査により推定された放射線量は、その場に数十秒いただけで死に至るレベルで、専門家から「想像もできない高線量だ」と驚きの声が上がった。

 核燃料などから出る放射線は生物の細胞や遺伝子を傷つけ、がんを引き起こすなどさまざまな悪影響を与える。自然環境からも弱い放射線は出ており、日本では平均で年間約2・1ミリシーベルト、世界全体では平均2・4ミリシーベルトの被ばくがある。

 100ミリシーベルト以下の低線量被ばくが健康に与える影響はよく分かっていないが、100ミリシーベルトを超えると、発がんリスクが上昇。千ミリシーベルト(1シーベルト)を超えると重大な影響が出始め、女性の不妊や脱毛、白内障などが起こる。

 放射線医学総合研究所(放医研)によると、4シーベルトの被ばくで、2人に1人が死亡し、7シーベルトで全員が死亡する。1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社で起きた臨界事故で死亡した作業員は、最大で約20シーベルト被ばくした。毎時530シーベルトという放射線量について、放医研の担当者は「医療の対象として、考えたことのなかったレベルの放射線量だ」と絶句した。

 東電は、530シーベルトという数値には3割程度の誤差が含まれるとしているが、それを考慮しても極めて高い線量だ。溶け落ちた核燃料に近づけば、放射線量がさらに高まるのは確実とみられる。


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