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敦賀旧アクアトム、新装オープンへ 北陸一の高さ誇るネット遊具整備

  • 2017年1月18日
  • 11:49
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市が1階に整備する「キッズパークつるが」のイメージ図。吹き抜けを活用して北陸一の高さを誇るネット遊具が設けられる
市が1階に整備する「キッズパークつるが」のイメージ図。吹き抜けを活用して北陸一の高さを誇るネット遊具が設けられる

 福井県敦賀市神楽町2丁目の旧原子力PR施設アクアトムが3月末のリニューアルオープンに向けて工事が進んでいる。県、市の共有施設で、1階部分は市が約2億円をかけて子ども広場(愛称・キッズパークつるが)を整備する。市中心部で5年近くにわたって空きビルとなっていた巨大な建物。市は中心市街地活性化の拠点としての役割を期待している。

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 旧アクアトムは2012年3月に閉館。市によると、年間約8万人の来館者が中心市街地から失われたという。

 14年度の休日3日間に市が中心市街地で調査した歩行者と自転車通行量の1日当たりの平均は、08年度の2859人を下回る2471人だった。

 特に、気比神宮周辺エリアと舟溜(ふなだま)り地区(市立博物館通りなど)は3割減の890人と大きな低下がみられた。

 市はリニューアルオープンによって、気比神宮から神楽町1丁目商店街の門前町、市立博物館などがある舟溜り地区へと続く回遊性の向上やにぎわい創出を目指している。

 工事業者はプロポーザル方式で公募。約2億円をかけて工事を進めている。メインの繭型ネット遊具は1階から3階までの吹き抜けを活用し設置する。

 「北陸一」の高さを誇る約12メートルの5層構造で、直径は7メートル。中には滑り台などの多彩な遊具を備える。

 ネット遊具以外のスペースは「野原」「山」「海」の3エリアに分け、山登りのクライミングウォールやボールプールのコーナーなどを設ける。

 12月市会では入場料金を一般200円、小学生以下100円などとする設置及び管理条例が可決された。

 県が所有する展望塔は無料開放される。

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 旧アクアトムの2、3階部分は県が所有し、県は原子力関連の人材育成や新産業の振興拠点に位置付けている。

 2階は若狭湾エネルギー研究センターにある県国際原子力人材育成センターや、神楽町1丁目の県国際交流嶺南センター、県嶺南振興局敦賀合同庁舎にあるふくい産業支援センター嶺南サテライトオフィスがそれぞれ移転する。育成センターは海外からの研修生の受け入れ、嶺南サテライトオフィスは、経営に関する相談やセミナーを開催する。

 3階は日本原子力研究開発機構が年間1千万円の賃料でテナント入居する。

 「プラント技術産学共同開発センター」として、県内外の企業や大学と原子力関連技術の産業化に向けた研究開発を行う。

 リニューアルオープンを目指して県は1億4530万円かけて建物全体の外壁工事や、2階部分の内装改修などを進めている。

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■旧アクアトム

 日本原子力研究開発機構の原子力PR施設。地下1階、地上3階の鉄筋コンクリート造りで展望塔を備える。2001年6月に開館し11年間で約100万人が訪れたが、福島第1原発事故後、民主党行政改革調査会から無駄と指摘された。16年4月、県と市に無償譲渡された。

■施設の所有形態

 展望塔から地下駐車場までの延べ床面積約4520平方メートルを県が8割、市が2割所有する。維持管理費は所有割合によって案分する。市は、キッズパークつるがの入場者を最多で7万6千人、最少で3万8千人と見込み、年間支出は最大のケースで100万円、最小で610万円としている。


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