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美浜原発の基準地震動を了承 関電、最大993ガルに上げ

  • 2015年8月22日
  • 11:39
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 原子力規制委員会は21日の審査会合で、関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の基準地震動(耐震設計で目安とする地震の揺れ)の想定について、関電が見直して提出した地震動をおおむね妥当として了承した。最大加速度は、新規制基準に基づく安全審査の申請時の750ガルから993ガルに引き上げる。

 運転開始から38年を経過した美浜3号機は、運転40年を迎える来年11月末までに新基準と運転延長の二つの審査に合格しないと廃炉が濃厚になる。規制委は、審査の時間切れを回避するには今月末までに基準地震動を確定させる必要があるとしていたが、大きな難関を突破した。

 この日は、関電がこれまでの審査を踏まえた基準地震動の計算結果を提出。敷地周辺の活断層の連動などを前提に24ケースの地震動を示し、敷地西側の海域を走る「C断層」を震源とするケースが最大の993ガルとなった。

 規制委の地震・津波担当の石渡明委員は「十分な検討がなされていると判断する」と述べ、24ケースを基準地震動に設定して審査を進めていく認識を示した。

 基準地震動の引き上げにより、関電は今後、設備などの耐震評価を見直すとともに追加の耐震工事が必要になる。安全審査のうち、設備の詳細設計をまとめた工事計画については11月をめどに申請する方針。

 基準地震動の想定では、設定に必要な震源断層の上端の深さをめぐり関電と規制委の意見が対立。関電は7月末の審査会合で規制委の要求を受け入れ、断層の上端深さがより浅い「3キロ」の設定に変更したため、従来の基準地震動よりも大きくなる見通しとなっていた。

 3号機の運転延長の認可申請を目指し、関電が5月から行っている特別点検については「現時点で点検結果に問題はない」としており、問題がなければ9〜12月の申請期間内に延長申請する考え。


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