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金次郎像「教育博物館」で展示へ 休校から20年超

  • 2017年1月2日
  • 11:15
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教育博物館に移設される二宮金次郎像を眺める森下さん(右)と竹内主事=昨年12月、福井市一光小中
教育博物館に移設される二宮金次郎像を眺める森下さん(右)と竹内主事=昨年12月、福井市一光小中

 休校から20年以上が過ぎた福井市一光(いかり)小中学校。校舎脇のうっそうとした竹やぶの中、ひっそりとたたずむ二宮金次郎(尊徳)像が、坂井市の旧春江工高校舎に移転した県教育総合研究所に整備中の「教育博物館」で展示されることになった。台座は、50年以上前に地域住民が校区内の石を使って組み上げたもので、住民は「金次郎像を通して一光に学校があったことを知ってほしい」と思いを寄せている。

 県教委によると、教育博物館は全国トップ級の学力・体力を誇る福井県をアピールし、教育への関心を持ってもらおうと、今年4月のオープンを予定している。昭和30年代の教室を再現するなどし、金次郎像は同博物館のシンボルにしたい考え。市町教委を通じて廃校や休校になった県内の小学校にある像の状況を調査し、地元の意向を含め寄贈が可能か確認したところ、同校と敦賀市常宮小(2015年休校)の了解が得られ、2体を展示することが決まった。

 一光小中の金次郎像は1964年に建立され、高さ約1メートルの御影石製。92年の休校と同時に発刊された記念誌によると、高さ約1メートルの石組み台座には、上一光町の金鉱山の石、下一光町の岩、五太子町の亀甲石が使われている。像の後ろには「発起人 内田一真校長、寄付 昭和39年度PTA委員」と刻まれている。金次郎像の台座の積み上げを手伝った森下世津子さん(79)=上一光町=は「3町それぞれの石を使っていて、地区の人の思いが詰まっている」と話す。

 同校は57年、児童生徒数126人で開校。92年の休校時は5人だった。約30年間、一光の子どもたちを見守ってきた像は現在、生い茂った竹で周囲が覆われ、やぶの中に足を踏み入れないとその姿を確認できない。一光公民館主事の竹内慶一さん(68)は「やぶの中に埋もれているよりも、大勢の人に見てもらった方がいいと住民も寄贈を了承した。一光小中の名がこの先も残ってくれれば」と話している。像は今年2〜3月に移設する予定。


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