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高浜原発3号機の使用前検査開始 規制委、燃料装荷「関電が判断」 

  • 2015年8月18日
  • 11:39
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使用前検査の方法などについて説明する大場首席検査官(左から3人目)=17日、高浜町田ノ浦の高浜原発
使用前検査の方法などについて説明する大場首席検査官(左から3人目)=17日、高浜町田ノ浦の高浜原発

 原子力規制委員会は17日、関西電力高浜原発3号機(福井県)の再稼働前の最終手続きとなる使用前検査を現地で始めた。九州電力川内(せんだい)原発1、2号機に次いで、国内3基目。関電は10月中旬に燃料を装荷し、11月上旬に再稼働する工程を示しているが、4月に福井地裁から運転差し止めの仮処分を受けているため再稼働は不透明な状況。原子力規制庁の大場國久・首席原子力施設検査官は「(燃料装荷を含め)検査をどこまで進めるかは、事業者の判断」と述べ、国としては判断しないことを明言した。

 検査は8月4日の工事計画認可を受け、同計画で定められた大容量ポンプや電源車、可搬式代替低圧注水ポンプなど410設備について、書類確認や機能検査などを行う。初日は、品質管理の実態が同計画通りとなっているかを書類でチェックした。

 検査を前に、大場首席検査官は検査方法を説明した上で「新規制基準によって要求されている設備は多岐にわたっている。関電は事前の適合性確認を適切、確実に実施し、準備不足がないようにしてほしい」と求めた。

 これに対し、大塚茂樹・高浜発電所長は「検査が始まったことは身が引き締まる思い。真摯(しんし)な対応で説明を心掛けたい」と答えた。

 その後、大場首席検査官は報道陣の取材に応じた。運転差し止めの仮処分を受けている中、関電が想定する再稼働のスケジュールについて、「検査がその通りに進むかどうかは、事業者の準備状況などによって変動がある。やってみないと分からない」と強調。「川内の先行例を見ながら準備を進めれば、検査はスムーズに進むのではないか」とも述べた。

 関電の工程では、検査期間は12月上旬までとなっている。全検査を受けるには原子炉を起動する必要があるが、関電は仮処分決定に抵触するとして起動を伴う検査は受けないとしている。

 さらに、3号機の再稼働には保安規定の認可に加え、4号機の工事計画で申請している共用の防潮堤や防潮ゲートなどの設備の使用前検査を終える必要がある。4号機の工事計画は、防潮堤の地盤に打ち込んである杭の液状化被害を防ぐ対策の妥当性をめぐり規制委の審査が続いている。


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