福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

稲田氏、国内戦没者にも配慮か 靖国参拝、中韓との対立再燃懸念

  • 2016年12月30日
  • 08:05
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0

 稲田朋美防衛相が29日に靖国神社を参拝した背景には、日米首脳による米真珠湾訪問を受け、国内の戦没者にも弔意を示すべきだとの配慮があったとみられる。安倍晋三首相が日米開戦の地で「和解の力」を訴えて歴史認識問題の区切りを付けようとする中、中韓がけん制を強めて歴史対立が再燃する懸念もある。

 稲田氏は首相と保守色の濃い思想で共鳴しているとされる。参拝後、記者団に「家族とふるさとと国を守るために出撃した人々の命の積み重ねの上に、今の平和な日本があることを忘れてはならない。忘恩の徒にはなりたくない」と力説した。

 稲田氏は例年、終戦記念日やサンフランシスコ講和条約が発効して日本が主権を回復した日に当たる4月28日に参拝してきた。首相の参拝も推進する立場だ。しかし閣僚就任後の今年8月15日は海外訪問を理由に参拝を見送った。9月の国会審議では全国戦没者追悼式の欠席を民進党議員から追及され、涙ぐむ一幕もあった。防衛省関係者は「あの涙以来、参拝に向けて思いを募らせていたのではないか」と読む。

 一方、首相は2013年12月以来、参拝を控えている。昨年8月に戦後70年談話を発表してから「歴史認識を巡る論争はほとんど聞かれなくなった」と訴え、来年中に日中韓首脳会談を開催する方針だ。

 今回の稲田氏の参拝に中韓両政府が反発したのを踏まえ、自民党の閣僚経験者は「自らの行動が外交全体にどう波及するか考えなければならない」と疑問視した。公明党議員は「あえて隣国の気分が悪くなる行動を取るのは、正直言って不愉快だ」と語った。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース