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「地元に心からおわび」 もんじゅ所長ら、悔しさにじませ

  • 2016年12月22日
  • 11:05
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もんじゅの廃炉決定で「ふがいなさを痛感している」と話す青砥もんじゅ所長(左)と田口敦賀事業本部長=21日夜、福井県敦賀市のアトムプラザ
もんじゅの廃炉決定で「ふがいなさを痛感している」と話す青砥もんじゅ所長(左)と田口敦賀事業本部長=21日夜、福井県敦賀市のアトムプラザ

 「さまざまな形で支援、理解をいただいてきた地元の皆さまに心よりおわびしたい」。21日夜に福井県敦賀市のアトムプラザで記者会見した日本原子力研究開発機構幹部は、高速増殖原型炉もんじゅの廃炉正式決定を受け、硬い表情で陳謝した。現場を束ねるもんじゅの青砥紀身(あおとかずみ)所長は「見殺しにした形にはしたくない」と述べ、高速炉開発への知見反映を誓った。

 「もんじゅ再生を目指し、職員が一丸となって昼夜問わずにやってきた。自分のふがいなさ、力不足を痛感している」と青砥所長。廃炉決定に至った要因を「社会の動きやもんじゅの位置付けの変化を的確にとらえて反映できず、技術を整理して伝えられなかった」と説明した。

 もんじゅの成果については「結論から言えば十分ではなく、成功だったとは決して言えない」とした上で「目指している技術が正しく機能を発揮するかを確認するという意味なら7、8割は確認できた」と強調。さらに「動かした後に課題、問題を見つけて今後につなげるところまで到達できなかった」と悔しさをにじませた。

 政府は、もんじゅの問題点として技術面ではなく、保全体制や人材育成など組織面を挙げている。

 原子力機構の田口康副理事長(敦賀事業本部長)は「実証炉の開発目標が不透明になるなどいろいろな環境要因があった」との認識を示した。その上で「敦賀の地で責任を負うのは原子力機構。(将来的に)電力会社に運転を引き継ぐという意識があり、運転や保守の人材育成ができなかった」と語った。


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