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反原発「闘いの声」いつか届く 運動の中心女性の夫が思い

  • 2016年12月20日
  • 08:10
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妻小木曽美和子さんの遺影を手にする瀧俊幸さん=福井市の自宅
妻小木曽美和子さんの遺影を手にする瀧俊幸さん=福井市の自宅

 福井県内の反原発運動をリードし、旧もんじゅ訴訟では原告団事務局長を務め、2012年に亡くなった小木曽美和子さん(享年76)は「反対の声はいつか届く」と信じ闘い続けた。夫の瀧俊幸さん(86)=福井市=は「生きていて廃炉を知ったら『当然のことでしょ』と言うと思う」と語る。

 もんじゅ建設計画が浮上していた1976年、全県的な運動を展開する「原発反対県民会議」が発足した。85年から同会議の事務局長を務めた小木曽さんが最も力を入れたのが、核燃料サイクルの要となる「もんじゅ」だった。「危険なプルトニウムを使うのに情報公開がない。情報がないところで、本当の安全論争はできない」との思いが、反原発運動に突き動かした。85年9月には、旧もんじゅ訴訟の原告団事務局長に就いた。

 一審は敗れたが、2003年の控訴審では設置許可処分を無効とする逆転判決が下り、原発訴訟として全国で初めて住民側が勝訴した。涙を流して喜んだのもつかの間、05年に最高裁で覆り、20年にも及ぶ法廷闘争は原告の敗訴で幕を閉じた。

 「原発が集中する福井で、安全性を徹底的にチェックするのが私の仕事」と生前話していた小木曽さん。「反対住民の声は、運動を続けていればいつか届く」と言っているのを、瀧さんもしばしば耳にした。「反原発の闘いはまだまだ続くが、もんじゅ廃炉で一段落したな、ときっと思っているでしょう」


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