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敦賀市長も反発「納得できず」 もんじゅ廃炉伝達

  • 2016年12月20日
  • 08:02
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もんじゅ廃炉の政府方針案について「これまでの疑問に対する説明になっておらず、到底納得できない」と話す福井県敦賀市の渕上市長=19日、同市役所
もんじゅ廃炉の政府方針案について「これまでの疑問に対する説明になっておらず、到底納得できない」と話す福井県敦賀市の渕上市長=19日、同市役所

 文部科学省の板倉周一郎大臣官房審議官が19日、敦賀市役所を訪れ、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)を廃炉に移行する政府方針案を渕上隆信市長に説明した。渕上市長は政府方針案に「廃炉ありきで議論が進められたと強く感じる。これまでの疑問に対する説明にはなっておらず、到底納得できない」と反発し、使用済み燃料や冷却材ナトリウムの敷地外への搬出時期を明示するよう求めた。

 渕上市長は「地元は悩みながら夢の原子炉となることを期待して受け入れ、ナトリウム漏れ事故などさまざまなトラブルに翻弄され、風評被害を受けながらも応援してきた」とし、政府方針案に対し「地元をないがしろにし、廃炉が決定されることには非常な憤りを感じる」と批判した。

 さらに代替案として示されたフランスの高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」での共同研究などは「必要な費用や期間は計り知れず、もんじゅ以上に不確実」と指摘。廃炉も、日本原子力研究開発機構が安全に進められるのか不安とした。

 また、もんじゅに関連する約千人の雇用維持を、周辺での新たな高速炉研究などで最大限努力するとした方針に関し「なぜ雇用だけ維持すればいいという考え方にたどり着くのか。地元軽視だ」と不満を示した。

 水素エネルギー関連産業の拠点化など広域経済圏をつくる「ハーモニアスポリス構想」への支援も示されたが、渕上市長は「実質的な(支援の)部分を示してほしい」と要請。避難道路整備も求めた。

 有馬茂人市会議長も板倉審議官から報告を受け、「高速炉研究開発の拠点という方針について具体的に示してほしい。関連産業や家族などを含めれば雇用に大きな影響が出てくるので、経済的な配慮を」と要望した。

 板倉審議官は「非常に厳しい指摘をいただき、検討した上でしっかりと対応したい」と記者団に述べた。


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