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原発事故対応拠点が始動 美浜にレスキューセンター

  • 2016年12月18日
  • 09:30
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無線で遠隔操作し障害物を乗り越えるロボットのデモンストレーション=17日、美浜町久々子の美浜原子力緊急事態支援センター
無線で遠隔操作し障害物を乗り越えるロボットのデモンストレーション=17日、美浜町久々子の美浜原子力緊急事態支援センター

 国内の原発で重大事故が起きた際に、ロボットなどの資機材と要員を派遣する国内唯一の拠点「美浜原子力緊急事態支援(原子力レスキュー)センター」が美浜町久々子に完成し17日、本格的な運用を始めた。人が立ち入れない放射線量の高い場所でも遠隔操作で作業できるロボットなどを配備。万一の場合、各電力事業者の要請を受け出動、事故収束を支援する。

 東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえ、電気事業連合会の依頼を受けた日本原電が同センターを設置した。敷地面積は約2万6千平方メートルで、事務所棟や屋外訓練フィールド、ヘリポートなどを整備した。総事業費は約30億円。

 放射線測定器や赤外線カメラを搭載した偵察用のヘリコプターのほか、がれきの撤去を行う重機など計13台の無線で遠隔操作できる資機材を配備している。

 原電と9電力事業者などの社員らで構成している所員21人のうち、18人が3班に分かれ24時間体制で待機。全国17発電所のどこかで重大事故が発生した際には、電力事業者の要請を受け資機材、人員を派遣し、事業者とともに事故対応に当たる。平時は事業者の要員らへのロボット操作訓練などに取り組む。

 この日は、同センターで開所式があり、原電の村松衛社長や電事連の廣江譲副会長ら約60人が出席した。あいさつした村松社長は「原子力事業は何よりも安全が大事。万一の際には、いかなる災害にもいつでも出動できる体制が整った」と強調。廣江副会長は「原子力防災に終わりはないので、引き続き努力していく」と述べた。

 その後、所員がロボットを遠隔操作し、障害物を乗り越えたり、階段を上がったりするデモンストレーションが披露された。


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