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もんじゅ巡り、知事が2大臣と協議 高速炉拠点の具体案提示を要求

  • 2016年11月26日
  • 08:08
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今後の高速炉開発方針などについて議論したもんじゅ関連協議会=25日夜、文科省
今後の高速炉開発方針などについて議論したもんじゅ関連協議会=25日夜、文科省

 政府が廃炉を前提に抜本的に見直す高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)を巡り、福井県の西川一誠知事と松野博一文部科学相、世耕弘成経済産業相は25日夜、文科省で「もんじゅ関連協議会」を開き、地元協議をスタートさせた。国側は、もんじゅの存廃にかかわらず、福井県が高速炉開発の中核を担えるよう取り組むと強調。一方で西川知事は、福井県でのエネルギー研究開発や人材育成について具体案を提示することなどを要求した。

 協議会は2004年に西川知事が提案し、もんじゅ運転再開に向けた地元判断の際など、これまでに計3回開いている。協議会は10年12月、もんじゅ炉内中継装置の落下を受けて開催して以来で、今年9月に抜本的に見直す方針が決まってからは初めて。

 両大臣は、もんじゅの見直しや高速炉開発についての検討状況を説明。松野文科相は「福井にある知見や人材研究基盤は高速炉研究に活用すべきで、引き続き中核としての役割を果たしてもらいたい」と理解を求めた。世耕経産相は「県のエネルギー研究開発拠点化計画は、福井の特色を踏まえたユニークな地域構想で、有意義な取り組み。計画の目的実現のため、県と一致協力して取り組みたい」として、拠点化計画の堅持を強調した。

 これに対し西川知事は、「(もんじゅの)廃炉を含め検討、とはいかなる状況を指すのか、なお不明だ」として、国の説明不足に不快感を表明。福井県における研究開発の具体化のほか、もんじゅを含む今後の高速炉の運営主体の特定も求めた。

 さらに、これまでの政府の検討は「エネルギーの根幹に触れる議論になっておらず、あやふやな形で店じまいされては困る」とくぎを刺し、拙速に結論を出さないようけん制した。

 会合後、西川知事は「これから物事をどう展開していくのか、というのは具体化していない。最終的には両大臣と私の中でしっかり押さえられることだと思う」と述べ、今後も協議が必要との認識を示した。

 政府は30日、今後の高速炉開発方針を議論する「高速炉開発会議」の第3回会合を開く。


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