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川内「合格」で高浜原発審査は? 本格再開も日程見通せず

  • 2014年7月16日
  • 19:46
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 原子力規制委員会が2014年7月16日に了承した九州電力川内原発1、2号機の審査書案は、審査で2番手につける関西電力高浜3、4号機(福井県高浜町)など他の後続原発が合格を目指す“ひな型”となる。規制委は川内に集中していた審査体制を通常に戻す方針で、高浜の審査が本格的に再開する。複数回の審査会合を経て審査書案を作る段階に入るとみられるものの、日程は依然見通せない。

 関電は高浜について昨年7月、新規制基準に基づき原発の基本設計となる「設置変更許可」を申請しているが、これまでの審査の指摘を踏まえてまず補正申請する必要がある。これが高浜の審査書案作りの前提となる。

 高浜は川内と同じ加圧水型軽水炉(PWR)のため、川内の補正申請や審査書案の内容は参考にする部分が多い。実際に、関電は九電の補正申請にも協力してきた。「高浜も(川内の審査書案から)時間をそんなに置かずに追いつくことは可能だ」と関電関係者は話す。

 高浜は地震・津波関係の審査で、最大の焦点だった基準地震動(耐震設計の目安となる地震の揺れ)の想定が5月に了承された。ただ、審査書案作りに入るには、地震の揺れや津波の高さの引き上げを受けた設備の設計方針、航空機衝突・テロを想定した大規模損壊対策など設備関係の安全対策が“宿題”として残っている。規制庁担当者は「複数回の審査会合が必要」とみている。

 規制委は3月に優先的な審査対象に川内を選び、人員を集中させて審査書案作りを進めてきたため、高浜など他原発の設備関係の審査が停滞した。川内の審査書案了承を受け元の審査体制に戻る見通しだが、川内で今後、詳細設計となる工事計画認可の審査があり「一定程度の人員を集中させて作業する」(規制庁担当者)ため、高浜の審査がスムーズに進むかは不透明だ。

 一方、大飯3、4号機はまだ基準地震動の想定が規制委に了承されておらず、高浜よりも審査が遅れるとみられる。


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