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泊原発で総合防災訓練 北海道、1万4千人参加

  • 2016年11月15日
  • 08:52
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北海道電力泊原発の事故を想定した訓練で、放射性物質の付着検査を受ける避難住民ら=14日午後、北海道余市町
北海道電力泊原発の事故を想定した訓練で、放射性物質の付着検査を受ける避難住民ら=14日午後、北海道余市町

 政府は13、14の両日、北海道電力泊原発(北海道泊村)での過酷事故を想定した原子力総合防災訓練を実施した。住民約1万1千人のほか、関係省庁や自治体など約400の関係機関を含め、計約1万4千人が参加。国の訓練で初めて、津波と原発事故の複合災害を想定し、10月に了承された避難計画を検証した。

 14日は半径5キロ圏の共和町で、甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を、避難する住民に緊急配布する訓練を実施した。5キロ圏では速やかに服用できるよう、事前配布するのが原則だが、共和町は政府が避難計画を了承した4原発の5キロ圏内の市町村で唯一、誤飲や紛失の恐れがあるとして、事前配布していない。

 緊急配布を受けた秋島槙子さん(69)は「ヨウ素剤の飲み方や別の薬との飲み合わせなど、説明は分かりやすかった」と話した。小学校の児童をバスで留寿都村まで避難させる訓練も実施した。

 半径30キロ圏内の古平町でも、住民がバスで避難し、途中の余市町で放射性物質の付着検査と簡易除染を受けた。

 余市町のニッカウヰスキー余市蒸溜所では、外国人観光客を避難誘導する訓練を初めて実施。視察した北海道の高橋はるみ知事は「言葉の問題もあるため、さまざまな状況を想定し繰り返し訓練したい」と話した。

 13日の訓練は、3号機が運転中に北海道南西沖を震源とする最大震度6強の地震で大津波警報が発令、泊村では標高3・4メートルまで津波が到達する想定で始まり、住民が高台に避難した。その後、3号機の原子炉が冷却機能を喪失したとして、官邸で安倍晋三首相が原子力緊急事態を宣言した。

 泊原発は3号機で原子力規制委員会の審査が先行しているが、再稼働のめどは立っていない。政府は豪雪時の事故に備えた追加訓練を来年1、2月ごろ実施する。


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