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福島1号がれき撤去へ詳しく調査 原子炉建屋カバーの解体終了

  • 2016年11月13日
  • 09:40
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1号機がれき調査(イメージ)
1号機がれき調査(イメージ)

 東京電力は、福島第1原発1号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向け、原子炉建屋を覆うカバーの解体作業を終えた。2021年3月までに燃料392体の取り出し開始を目指し、支障となる建屋上部のがれきの状況を詳しく調査し、撤去の手順を決める方針だ。

 1号機の建屋カバーは水素爆発で大破した建屋からの放射性物質の飛散を防ぐため、11年10月に設置された。昨年7月に屋根パネル6枚の取り外しを始め、今月10日に側面の壁パネル18枚のうち最後の1枚を外した。

 建屋上部の側面が吹き飛んだ1号機は、天井部が崩れ落ち、プールの開口部がある5階全体を覆っている。建屋カバーで隠れていた時期は屋外から目視で確認しづらく、がれきやプールの詳しい調査はできていない。

 放射線量が高い現場で作業員の被ばくを避けるため、調査はクレーンでつり下げた遠隔操作のカメラを使用。がれきの場所や形、量などを調べ、放射線量や放射性物質濃度を測る。崩落した天井部の上側に散乱した細かながれきは既に吸引装置で回収を始めている。下側で隠れた部分は、壁パネルが外れた側面から調べ、天井部の一部に穴を開けてカメラを入れる。

 3号機でがれき撤去した際には、放射性物質が付いたほこりやちりが舞い上がって空気中の放射性物質濃度が一時上昇したり、機材を落としたりするトラブルもあった。

 1号機では放射性物質の飛散防止のため、がれき表面を固める特殊な薬剤を、よりこまめに散布する。複雑に積み重なるがれきが崩落しないよう除去の順序を検討する。東電の担当者は「3号機での経験や反省を踏まえ、調査で十分にデータを取り、慎重に作業を進めたい」と話している。

 東電と政府の廃炉工程表では、来年春ごろからがれき撤去を開始。19年度から燃料取り出し用の装置を備えた新しい建屋カバーを設置する。


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